SEO対策で検索順位を上げる5つの方法|順位決定の仕組みも解説
自サイトを運営するに際して、SEO対策を実施することで自サイトの検索順位が上がり、クリック率の向上が見込めます。クリック率が上がると、自社の商品やサービスなどが効率的に広まります。
SEO対策と一口に言っても方法はさまざまあり、SEO効果を得るためには自サイトに合った対策の実践が必要です。
そこで今回は、SEO・検索順位の基礎知識を説明した上で、検索順位を上げるSEO対策の方法を5つ紹介します。自サイトに適切な対策方法でGoogleからの評価を高め、検索上位を目指しましょう。
1.SEO・検索順位の基礎知識
検索順位とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが特定のキーワードを検索した際に、検索結果に表示されるWebサイトの表示順のことです。Webサイトが上位に表示されるほど、クリック率が高まります。
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称で、Googleなどの検索エンジンがWebサイトやコンテンツを理解しやすいよう、最適化することです。説明すると、検索エンジンを通じて、ユーザーにアクセスしてもらえるようにWebサイトやコンテンツを調整する方法です。
1-1.検索順位の仕組み
検索順位は、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムによって決まります。Googleの検索エンジンが検索順位を決定するまでの流れは、以下の通りです。
- (1)クローリング…Webサイトの発見
- (2)インデックス…Webサイトの登録
- (3)ランキング…Webサイトの検索順位の決定
Googleでは、ウェブクローラというソフトウェアを使用して公開されているWebサイトの情報を収集し、クローラが収集したデータはGoogleのデータベースに登録されます。そして、Googleのデータベースに登録されたWebサイトのあらゆる要素を分析した結果をもとに、検索順位が決まります。
1-2.検索順位に影響のある要素
検索順位は、さまざまな要素によって決定されます。Googleでは詳細を公開していませんが、基本的な指針は「Google 品質評価ガイドライン(General Guidelines)」で公表されています。
検索順位に影響のある要素の中でも、特に重要とされる要素は次の3つです。
・ページの品質の高さ
検索エンジンは、投稿の頻度よりもページの質を重視する傾向があります。付加価値のあるページ、ユーザーにとって有益かつ正確な情報が含まれたページは、検索順位に影響を及ぼす重要な要素です。
・ユーザーニーズの充足
ユーザーニーズを満たすコンテンツは、Googleに良質なコンテンツと判断され、検索結果で上位表示されやすくなります。タイトルやキーワードが適切に挿入されているコンテンツは、良質なコンテンツといえます。
・ユーザビリティの実現
ユーザーにとって使いやすいかどうかも、検索順位を左右する要素です。ユーザビリティの実現は、アクセス数の増加にもつながります。
2.検索順位を上げるSEO対策の方法5選
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンでWebサイトを検索結果の上位に表示させ、Webサイトへの流入数を増やすために実施される対策を指します。
SEO対策には、外部施策と内部施策の2種類があり、それぞれの特徴は下記の通りです。
・外部施策
外部施策とは、ユーザーや外部のWebサイトから自サイトに影響を与えるSEO施策です。検索順位を上げたいWebページに関連度の高いWebページのリンクを貼り、検索順位の向上を狙います。外部施策は、外部SEO、外部リンク対策、バックリンク対策、被リンク対策とも呼ばれます。
・内部施策
内部施策とは、自サイトの内部で行われるSEO対策で、タグやサイトの構造といったWebサイトの骨組みを作る作業です。内部施策の実装により、Googleに適切に評価してもらえるようになります。
SEO対策の方法は複数あり、Webサイトによって適切なSEO対策は異なります。そのため、まずは自サイトに合う対策方法を見つけましょう。
ここでは、検索順位を上げるSEO対策の方法を5つ紹介します。
2-1.適切なキーワードの設定
検索順位を上げるために、まずは適切なキーワードを設定します。適切なキーワードとは、コンバージョンにつながりやすいキーワードのことで、Webサイトのテーマや目的、ペルソナを明確にすると、自サイトに合ったキーワードを設定できます。
キーワードの設定では、キーワードや検索ボリュームなどをチェックできるツールの使用が一般的です。
キーワードは大きく分けて次の3つがあります。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード
ビッグキーワードは検索回数が多いため、ヒットすれば流入数の大幅な増加を見込める一方、競合サイトが多く、SEO対策で成果を上げるのは難しいでしょう。スモールキーワードでも、ユーザーニーズを捉えたキーワードであれば、流入数の獲得は十分に可能です。
2-2.ユーザーファーストのコンテンツ制作
ユーザーファーストを意識したコンテンツを制作することで、検索順位の改善を期待できます。選定したキーワードをもとに、検索結果の上位傾向からユーザーの検索意図を捉えた内容をコンテンツに落とし込みましょう。
タイトルや見出し、リード文などに選定したキーワードを含めることで、ターゲットユーザーとの接触機会を増やせます。ユーザーファーストのコンテンツを制作するにあたっては、オリジナル性のある文章にするのがコツです。
2-3.被リンクの獲得
被リンクとは、外部のサイトから自サイトに発リンクを受けることです。質の高い被リンクを多く獲得すると、Googleなどの検索エンジンからの評価が高まり、アクセス数の増加にもつながります。
SEO効果の高い被リンクには、次の3種類があります。
- 自然発生した被リンク
- 関連性の高いサイトからの被リンク
- 有名なサイトからの被リンク
ユーザーが求める情報を含めたコンテンツを制作したり、信頼性の高いコンテンツとして認知されたりすると、効率的に被リンクを獲得できます。
2-4.ドメインの常時SSL化
SSLとは、WebサイトとWebサイトを閲覧しているユーザーとの通信を暗号化する仕組みです。
ドメインの常時SSL化には、盗聴や改ざんを防ぐというメリットがあります。セキュリティが強化されると、ユーザーは安心してWebサイトを利用可能です。ユーザーを第一に考えているWebサイトは、Googleからの高評価につながります。
ドメインを常時SSL化する手順は、以下の通りです。
- (1)自サイトがHTTPS通信対応のサーバーかの確認をする
- (2)SSLサーバー証明書を発行する
- (3)ファイルのリンクをHTTPSに置換する
- (4)リダイレクトを設定する
SSLサーバー証明書には無料のものと有料のものがあり、費用は数千円~10万円が相場です。
2-5.ユーザーからの信頼獲得につながるコンテンツ制作
ユーザーからの信頼を獲得するためには、内容を充実させるだけでなく、信頼できる情報を含んだコンテンツを制作する必要があります。Webサイトのデザインに力を入れても、コンテンツに魅力がなければユーザーの信頼獲得は困難です。
Googleが検索順位を決定する上では、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)が重要といわれています。E-A-Tを高める具体的な方法としては、特定のジャンルに特化する、専門家や有資格者の声を含める、ユーザーにリアルな声を届けるなどが挙げられます。専門性の高いWebサイトから情報を引用する方法も、E-A-Tの向上につながるでしょう。
まとめ
検索順位は、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムによって自動で決まります。Googleから高い評価を受けると、検索順位を上げることが可能です。検索順位に影響のある要素には、「高品質なページの作成」「ユーザーニーズの充足」「ユーザビリティの実現」の3つが挙げられます。
検索順位を上げる方法としては、SEO対策が有効です。設定したキーワードをもとにユーザー目線でコンテンツを制作し、ユーザーからの信頼獲得して、Googleからの高評価につなげましょう。