h1のSEO効果は?PV数が3倍増加する効果的な5つの使い方

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h1タグはSEOに重要!適切な使い方と被リンク対策についても紹介
Webサイトのアクセス数を増やしたい場合は、SEO対策が重要です。検索結果の上位に入ることができれば閲覧数は増加し、多くのユーザーに見てもらえるサイトとなります。 SEOに強いサイトの一例として、h1タグを適切に使うことが挙げられます。誤った使い方をすると、検索エンジンからサイトの質が低いと判断されかねないため、正しい使い方を知ることは重要です。 この記事では、h1タグに関する基礎知識と、適切な使い方について解説します。h1タグ以外に重要性の高いタグや、被リンク対策についても解説するため、SEO対策に興味がある人は参考にしてください。

1.​h1タグとは?

h1タグは、サイトページの大見出し部分を指定するhタグの1つです。 head要素とbody要素の2つからなるHTMLファイルを構成するタグの一種であり、hタグ自体はbody側の要素に含まれます。body要素は、ユーザーがWebページを開いたときに表示される、見出し・段落・テキスト・画像などを扱う部分です。 見出し要素を指定するhタグは、h1〜h6までの6種類によってページ内部の階層構造を表します。hタグの数字が小さいほどページ内での重要度が高く、数字が大きくなるほど重要度が低いと判断されることが一般的です。 中でもh1タグは大見出しとも呼ばれ、検索エンジンやユーザーに対して、ページごとのコンテンツ内容を端的に伝える役割があります。タイトルタグと同様に、SEO対策において重要な扱いをされているタグです。

1-1.h1タグがもたらすSEO効果

h1タグ自体に大きなSEO効果はないと言われています。しかし、直接的な順位変動に影響力はなくとも、間接的な効果は期待できます。 h1タグで指定された大見出しは、サイトページを開いた瞬間に最も大きなフォントサイズで、目立つ場所に設置されることがほとんどです。サイトへ訪れたユーザーが望む情報があることを提示できれば、そのページでの滞在時間を伸ばせます。 ユーザーが訪れても即離脱されるページは満足度が低いと判断され、検索エンジンからの評価が高まることもありません。しかし、ユーザーの滞在時間を伸ばすことができれば、満足度が高く有意義なページであると判断されやすくなります。 また、h1タグに含まれているキーワードがそのページコンテンツで重要な内容だと判断することは、検索エンジンのクローラーも同じです。 h1タグを適切に活用することで、ユーザーだけでなく検索エンジンからも、ページで扱う内容を正しく理解・評価されることにつながります。

1-2.タイトルタグとの違いは?

h1タグとタイトルタグは混同されることもあるものの、それぞれ別の役割を持つタグです。SEOの観点ではどちらも重要であり、それぞれの果たす役割は以下のように異なります。
タイトルタグ head要素 検索エンジン向けに設定するもの
h1タグ body要素 サイト閲 覧者向けに設定するもの
head要素に記述するタイトルタグは、検索エンジンの検索結果でサイトのページタイトルとして表示される部分です。対してbody要素に記述するh1タグは、実際にユーザーがページを閲覧する際に大見出しとして表示されます。 検索結果にh1タグの内容が表示されることはありません。これは、検索エンジンがタイトルタグとh1タグをほぼ同一のものとして扱っているためであり、いわば本の表紙と中表紙のような関係です。 表示されることはなくとも、検索エンジンが検索順位を決める際には、どちらも重要な判断材料としています。個別に内容を記載できるからと言え、あまりにかけ離れた内容を設定すると評価が下がる可能性があるため避けましょう。

2.h1タグの効果的な5つの使い方

h1タグの効果には、検索エンジンにページの内容を把握させることや、ユーザーに読まれる確率を上げ、間接的にサイト内容の評価を上げることが挙げられます。h1タグのSEO効果を発揮させるためには、h1タグを適切に使用することが重要です。 ここでは、h1タグの適切な使い方を5つ紹介します。

2-1.使用は1回だけにする

h1タグを複数回使用すること自体、何も問題はありません。例えば、サイトのロゴにh1タグを設定している場合などは、ロゴとコンテンツ本文のタイトルで、2回以上使用することも可能です。 検索エンジン自体もh1タグの複数使用を認めており、使用回数によってペナルティが加算されることはないと明言しています。ただし、マイナスの評価が下されない基準は、ユーザーにとって有益なコンテンツであることが前提です。 検索エンジンは、複数のテーマを同時に扱った記事が1つしかないサイトと、1つのテーマに絞った記事が複数あるサイトでは、後者を評価する傾向にあります。また、ユーザーにとっても1記事1テーマのほうが分かりやすく、欲しい情報を探しやすいサイトと判断されるでしょう。 h1タグは、あくまで記事の内容やページ構造を表すものであり、複数使用することでSEO効果が上がるものではありません。1つの記事に使用するh1タグはなるべく1回までに抑え、関連情報はh2以降のタグに記載するか、別の関連記事にまとめましょう。

2-2.h1タグは最初に設置する

見出しを指定するhタグは、h1→h2→h3というように、数字の小さいほうから順番に設置することが基本的なルールです。それぞれのhタグが果たす役割は、おおよそ以下のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
h1:大見出し・タイトル h2:中見出し・章 h3:小見出し・節 h4:小見出し・項 h5:小見出し・目 h6:小見出し・補足
hタグは、記事で展開される話の内容や順番に沿って、正しく使用することが大切です。
h1:h1タグはSEOに重要!適切な使い方と被リンク対策についても紹介 h2:1. ​h1タグとは? h3:1-1. h1タグがもたらすSEO効果 h3:1-2. タイトルタグとの違いは?
hタグを正しく使用した場合、ページの目次では上記のように表示されます。しかし、以下のように順番を無視して使用するとちぐはぐな状態となり、ユーザーはもちろん検索エンジンからも高い評価が得られません。
 h2:1. ​h1タグとは? h3:1-1. h1タグがもたらすSEO効果 h5:1-2. タイトルタグとの違いは? h1:h1タグはSEOに重要!適切な使い方と被リンク対策についても紹介
閲覧しにくいページはユーザーの離脱にもつながります。hタグは、必ず順番通りに設置しましょう。

2-3.画像の場合はalt属性を記述する

h1タグは、文字だけでなく画像を指定することも可能です。ただし、h1タグに画像を使用する場合は、alt属性を忘れずに記述しなければなりません。 alt属性はHTML要素の1つです。画像の読み込みに時間がかかったり問題が起こったりした場合、代替テキストとして表示されます。 検索エンジンは、画像そのものから何が描かれているか判断することができません。そのため、alt属性でキーワードを指定し、どのような画像が使用されているか検索エンジンに説明することが必要です。 画像を使用する場合のHTMLは、以下のように記述しましょう。
<h1><img src="画像のアドレス" alt="画像の説明"></h1>

2-4.簡潔な記述にする

h1タグに含まれる内容は、ページが扱っている情報がどのようなものか、ユーザーや検索エンジンに伝えることが可能です。そのため、ユーザーが必要とする情報を想定し、検索される可能性のあるキーワードを含めることで、間接的なSEO効果が期待できます。 ただし、多くのキーワードを詰め込み過ぎてしまった結果、長すぎたり不自然な文章構造になったりすることは好ましくありません。h1タグに含めるキーワードは1~2個程度、文章は50文字以下に抑えましょう。 タイトルタグとh1タグに同じ文章を使用する場合は、32文字以下に抑えることで、一般的な検索エンジンに全文が表示されます。多くのキーワードを使用したい場合は、h2以降のタグに含めることでも、ページ内容を検索エンジンに伝えることが可能です。 h1タグには最も重要なキーワードのみを使用し、一読しただけでページの内容が把握できるよう簡潔に記述しましょう。

2-5.CSSを利用して見栄えをよくする

h1タグの見栄えが気に入らない場合は、CSSを利用することでデザインの変更ができます。テーマによってh2以降のタグに設定されているデザインを使いたい場合でも、順番を入れ替えて使うことは避け、必ずCSSで調整しましょう。 CSSとは、HTMLとセットで用いられる、サイトを装飾するための言語のことです。CSSを使えば、フォントのサイズやカラーの表示を自在に設定できます。 ただし、h1タグの内容がユーザーから見えにくいと判断されると、検索エンジンからスパム行為と判断され、ペナルティの対象となりかねません。フォントを小さくし過ぎたり、カラーを背景色と近付けすぎたりすることは避けましょう。

3.​hタグ以外に重要なHTMLタグ

サイト作成の際には、hタグ以外にも重要なタグが4つあります。それぞれの概要やSEO効果を確認し、h1タグ以外のタグに関しても把握しておきましょう。

〇descriptionタグ

descriptionタグは、タイトルタグと同じくhead要素に記述します。descriptionタグで指定した内容は、検索結果でページの説明文として表示される部分です。descriptionタグを設定しなかった場合は、検索エンジンがページの文章から抜粋して表示します。ページの内容をユーザーや検索エンジンに伝わりやすくするためには、以下のポイントを抑えることが重要です。
  • ページの対策キーワードは前方に含める
  • SEO効果を狙う場合は、90~120文字程度を目安とする
  • ページの概要と説明文の内容が一致している
  • ユーザーの興味が引けそうな文章を記載する

〇canonicalタグ

canonicalタグも、head要素に記述するタグです。重複する内容を持つサイトが存在する場合に、検索エンジンからの評価を指定するアドレスにまとめる役割を持ちます。 例えば、PCユーザーとスマホユーザー向けに同一の内容・別のアドレスでサイトを作成している場合、canonicalタグの設定が必要です。canonicalタグの設定をしなかった場合、リンク評価が分散することや、重複サイトとして検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。 メインとなるサイトと内容が重複する全てのページで、下記のように記述しましょう。
<link rel="canonical" href="評価をまとめたいサイトのアドレス">

〇listタグ

listタグは、body要素で使用するタグです。箇条書きの際に用いることで、テキストのみで記載するよりも検索エンジンから認識されやすくなり、SEO効果が期待できます。 以下のように、「liタグ(番号無し)」もしくは「olタグ(番号あり)」で指定した文章を「ulタグ」で囲むことで、箇条書きとして表示されます。

記述例

<ul>
<li>◯◯</li>
<li>◯◯</li>
<li>◯◯</li>
</ul>

liタグ

  • ・◯◯
  • ・◯◯
  • ・◯◯

olタグ

  • 1.◯◯
  • 2.◯◯
  • 3.◯◯

〇metaタグ

metaタグとは、HTMLのhead要素に記述するタグの総称です。前述したdescriptionタグやcanonicalタグなども、このmetaタグに含まれます。サイトに含まれるさまざまな要素や情報を検索エンジンへ正確に伝えるためには、metaタグ内に適切な属性や属性値を指定することが重要です。積極的に取り上げられたいページの内容を指定するだけでなく、ページの内容によっては検索結果に表示させないことや、リンクをたどらせないことも可能となります。 サイトの構成や状況によって、必要となるタグを上手に使い分けましょう。

4.​h1以外に被リンク対策も重要

SEOの効果を高めるためには、h1タグの使用といった内部対策以外に重視すべき対策として、外部に向けた対策があります。中でも重要な外部対策として挙げられることが、被リンク対策です。 被リンクの獲得は、検索順位にも大きな影響をもたらします。ここでは、​正しい被リンク対策について解説します。

4-1.被リンクとは?

被リンクとは、他サイトから自サイトに向けて設置された外部リンクのことです。多くの被リンクを得ることで検索サイトからの評価が上がり、検索結果の上位に表示されやすくなります。 ただし、ただ被リンクの数が増えれば良いというわけではありません。検索エンジンが評価の判断基準とする被リンクには、ナチュラルリンクとスパムリンクの2種類が存在します。 ナチュラルリンクは被リンクとしての有効性が高く、検索エンジンから自サイトへのSEO評価を高めることが可能です。一方、スパムリンクは質の低いサイトからの被リンクのことを指します。質の低いサイトから多くリンクされることは、自サイトの質も低いと検索エンジンに判断されかねません。

4-2.被リンクにはメリット・デメリットがある

良質なサイトからの被リンクを多く獲得できれば、SEOの効果が高まるメリットがあります。一方で、低品質なサイトからの被リンクには、自サイトの評価を著しく低下させてしまうデメリットもあります。 作為的な被リンクを作らないことはもちろん、知らない間に低品質な被リンクが付いていないか、管理しなければなりません。

4-3.良質な被リンクの獲得が重要

良質な被リンクとは、自サイトを訪れたユーザーからの共感や支持を得ることによって、自然と増える被リンクのことです。また、すでに高い評価を得ているサイトや、自サイトと関連性の高い情報を発信しているサイトからのリンクも、質の高いリンクとして判断されます。 良質な被リンクを獲得するためには、以下に挙げる点を押さえることが有効です。

◯ユーザーの検索ニーズに合致したサイトを作成する

自サイトで得た知識が「誰かに教えたい」ものであれば、自然と設置してもらえる被リンクの数は増加します。悩みを解決に導けるユーザビリティの高いサイトは、多くの支持を集められるでしょう。

◯テーマの深掘りをして専門家としての地位を確立する

専門性が高く有益なサイトと認識されることで、高い信憑性があると判断されます。情報発信の根拠として紹介されることや、引用などによる被リンクが期待できるでしょう。

◯SNSなどで自サイトの宣伝を行う

知名度の低いサイトの場合、まずは自サイトの存在を知ってもらい、ユーザーに訪問してもらうことが重要です。自サイトが高く評価されれば、多くのシェアを獲得できる可能性が高まります。

◯分かりやすい場所にSNSボタンを設置する

自サイトへの支持・共感が、多くの被リンクに直結するとは限りません。しかし、SNSボタンの設置は手軽なシェアを可能とするため、サイトの存在が拡散しやすくなります。

4-4.被リンクの注意点

被リンクの品質は、SEO対策に大きな影響を与えます。自サイトの被リンクを良質な被リンクでそろえるためには、以下の点に注意しましょう。

◯量より質を重視する

被リンクは、数よりもサイトの種類や質が重要です。同一のサイトから100の被リンクを獲得するよりも、個別のサイトから10の被リンクを獲得するほうが、検索エンジンからの評価は高くなります。

◯業者からリンクを購入することは避ける

SEO効果を下げ、検索順位に悪影響を及ぼす要因として、リンクやリンクを含む投稿を売買することが挙げられています。業者から購入した被リンクよりも、良質なサイトを制作するほうがSEO対策として効果的です。

◯被リンクは定期的に精査し、低品質なものは削除する

低品質な被リンクには、以下のようなサイトからのリンクが挙げられます。
  • 自動生成されたサイト
  • ディレクトリ登録型のサイト
  • SEOを狙った相互リンク集
  • 自サイトのテーマと関連性の低いサイト
  • 検索エンジンからペナルティを受けているサイト
  • フッターに多数のリンクが設置されているサイト
  • 隠しリンクを設置しているサイト

◯アンカーテキストが同一な被リンクばかりは避ける

アンカーテキストとは、被リンクを埋め込む際に設定するテキストのことです。被リンクに同じテキストが多用されることは不自然であるため、ペナルティを受ける可能性も否定できません。

5.​SEO業者の選び方とは?

SEO対策は、自ら行うだけでなくSEO業者に依頼することも有効な手段です。ただし、SEO業者はたくさんある状態のため、質に偏りがあることも珍しくありません。質を担保するためには、少なくとも下記の2点について調べることがおすすめです。
  • 企業規模を確認する SEO業者の企業規模やスタッフの人数を確認しましょう。規模が大きく人数が多ければ良いとは限りませんが、3~5名しかいないなど、少なすぎる場合は注意してください。 人数が少ない場合、作業に当たれる人数や、提供できるサービスの種類にも限りが出てきます。業者によっては契約のみを行い、実際の業務は外部に委託している可能性も否定できません。
  • 業者の評判を検索する 実際に業務を発注する前に、SEO業者の評判について検索してみましょう。 ある程度の実績を持つ業者であれば、良くも悪くも、口コミサイトで業者の評判が公開される傾向にあります。特に悪質な業者であれば、被害に遭った人が不満や体験を投稿・公開していることも少なくありません。
h1タグや被リンク対策以外にも、SEO対策には行うべきことがたくさんあります。自社で賄いきれない場合は、実績を持った業者を選んで依頼することがおすすめです。

まとめ

ここまで、h1タグに関する基礎知識と適切な使い方、また被リンクの重要性などを解説しました。 h1タグに直接的なSEO効果はないものの、適切に活用することができれば、ユーザーや検索エンジンからの評価を高めることができます。使用する回数は1度に抑え、見やすく分かりやすい見た目と文章で簡潔に構成することが大切です。 SEOの効果を高めるためには、長期的な戦略が必要となります。自社での対策だけでは難しいと感じたときは、SEO業者の利用がおすすめです。

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