PuSHPressとは|導入方法やメリット・注意点を徹底解説
WordPressは多種多様なプラグインが用意されているため、世界中のユーザーがWEBサイト運営にWordPressを使用しています。
数あるプラグインの中でも、SEO対策のために導入が好ましいと言われているプラグインが、PuSHPressです。
今回は、PuSHPressの機能の紹介から、導入方法・PuSHPressのメリット・使用時の注意点まで解説します。
PuSHPressを使用して、SEO対策に力を入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
1.PuSHPressとは
「PuSHPress」とは、WordPressに投稿した記事を、瞬時にインデックスさせる役割を持つプラグインのことです。
投稿した記事が検索エンジンにインデックスされるためには、巡回してくるクローラーに情報を読み取ってもらう必要があります。
しかし、サイトの被リンクの数に応じてクローラーの巡回頻度は異なるため、サイトの状態によってはインデックスされるまでに時間が必要です。
PuSHPressを使用すると、クローラーの巡回を待たずに検索エンジンに情報を伝えることができるため、インデックスされるまでの時間を短縮できます。
パクリサイトの対策にもなるため、PuSHPressの導入は今後のWEBサイト運営において欠かせないツールと言えるでしょう。
1-1.PubSubHubbubとの違い
PuSHPressと同じような性能や機能を持つプラグインに、「PubSubHubbub」というプラグインがあります。
下記は、PuSHPressと、PubSubHubbubの違いを示した表です。
PuSHPress | PubSubHubbub | |
---|---|---|
性能・機能 | ほとんど同じ | |
プラグインの更新頻度 | やや多い | やや少ない |
管理画面からのHubの管理 | できない | できる |
上記のように、性能や機能面に違いはほとんどないため、基本的には知名度の高いPuSHPressか、最終更新が新しいほうを選べばよいでしょう。
多くの方は、PuSHPressを最初にインストールし、設定に不具合が生じたら、PubSubHubbubに切り替えています。
2.PuSHPressを導入する3つのメリット
インターネット業界でPuSHPressの導入が推奨されている理由は、SEO対策やサイト運営において大きなメリットがあるためです。
PuSHPressを上手に利用することで、ユーザビリティーの高いコンテンツであれば、いち早くアクセス数を伸ばすことも可能でしょう。
ここでは、PuSHPressを導入する主なメリットを3つ紹介します。
2-1.記事の更新を最速でGoogleに届けることができる
PuSHPressの最大のメリットは、記事が更新されたことを最速で検索エンジンに伝えることができる点です。
通常は、ブログやメディアの更新・投稿が行われた後にクローラーが巡回し、その後数時間から数日のタイムラグを経てコンテンツがインデックスされます。
一方、PuSHPressを導入しているサイトでは、記事が更新されるとクローラーをすぐに呼び込むため、数時間から数日のタイムラグなく、インデックスさせることが可能です。
特に、開設して間もないブログやメディアはクローラーの巡回頻度が低く、インデックスされる時間も多くかかる傾向にあります。
そのため、瞬時にコンテンツがインデックスされるメリットは非常に大きいでしょう。
2-2.Googleからの評価を上げることができる
Googleの検索エンジンは、同じ記事がアップロードされた場合は先にインデックスされたページを評価します。
そのため、記事を投稿した後、いかに素早く検索エンジンにインデックスされるかが、SEO対策において非常に重要です。
他サイトよりも内容の濃いコンテンツを書いても、自サイトの被リンクの数が少ない場合は、他サイトのインデックスの方が早い場合が往々にしてあります。
最初にインデックススピードで他の記事に負けてしまうと、その後、検索で上位に巻き返すためには、多くの労力が必要です。
PuSHPressを導入することで、瞬時にコンテンツがインデックスされるため、後手に回る可能性を減らすことができるでしょう。
2-3.パクリサイト対策ができる
WEBサイトを運営していると、スクレイパーと呼ばれる、他人の記事を無断でコピーしてサイト運営をするユーザーに、公開した記事を盗用されることがごく稀にあります。
記事を盗用したサイトが先にインデックスされると、オリジナルであるはずの自分のサイトが「コピーコンテンツ」扱いとなるため、注意が必要です。
コピーコンテンツと認定されると、そのページだけでなく、サイト全体に悪影響を及ぼし、検索順位やアクセス数の低下につながります。
PuSHPressを導入することで、万が一、記事が盗用された場合でも、パクリサイトが先にインデックスされることを防ぐことが可能です。
3.WordPressでPuSHPressを導入する方法
PuSHPressは、煩雑な設定を必要とせず、簡単な手順ですぐに導入できるプラグインです。
ここでは、WordPressにPuSHPressを導入する手順を解説するため、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
1.WordPressメニューから新規追加をクリックする
WordPress管理画面の左側にあるメニューから、「プラグイン>新規追加」の順にクリックします。
↓
2.検索窓に「PuSHPress」と入力する
プラグイン追加画面の検索ウィンドウに「PuSHPress」と入力します。
↓
3.PuSHPressをインストールする
検索結果画面から該当プラグインの「いますぐインストール」をクリックします。
類似のプラグインを選択しないように注意しましょう。
↓
4.PuSHPressを有効化する
インストールが完了したら、すぐに有効化をしましょう。
有効化を行うと、自動的にプラグインが作動し、投稿した記事を素早くインデックスしてくれます。
4.PuSHPressを導入するときの注意点
PuSHPressは非常に便利で有益なプラグインですが、他のWordPressプラグインと同様に導入時にはいくつかの注意点が存在します。
ここでは、PuSHPressを導入する際の注意点について解説します。
安全にPuSHPressをインストールしてサイト運営に役立てるためにも、ぜひ確認してください。
4-1.バックアップを取ってからインストールする
WordPressにプラグインをインストールする際は、事前にバックアップを取ることが鉄則です。
サーバー環境や使用しているテーマ、他のプラグインとの干渉により不具合を生じる可能性があるため、バックアップを取ってローカル環境でプラグインを試しましょう。
PuSHPressをインストールする際も、環境により不具合が生じる可能性がないとは言い切れないため、必ず事前にバックアップを取ってからインストールしましょう。
4-2.同時に複数のプラグインをインストールしない
PuSHPressをインストールする際は、PuSHPressと同時に他のプラグインをインストールしないことが重要です。
複数のプラグインを同時にインストールしてしまうと、不具合が生じたときの原因が分からなくなり、解明に時間を要してしまいます。
特に、サイトの作り始めは、一度にたくさんのプラグインを導入したいと思うことも多いため、注意が必要です。
他のプラグインと一緒に、PuSHPressをインストールしたい場合も、まずは一つずつ動作や影響を検証し、インストールを進めるようにしましょう。
まとめ
PuSHPressは、インストールして有効化するだけで、WordPressの記事を更新するたびに自動でインデックスを促進してくれるプラグインです。
ツールの操作や管理の手間を必要とせず、コピーコンテンツ対策にもなるため、現在のWEBサイト運営に欠かせないプラグインの一つと言えるでしょう。
投稿した記事が速やかにインデックスされることは、SEO対策やWEBマーケティングにおいて、非常に重要な意味を持ちます。
自分のサイトのインデックスに悩んでいる方は、ぜひPuSHPress導入してはいかがでしょうか。