指名検索とは|重要な理由から増やす方法まで

Webマーケティング

指名検索とは|重要な理由から増やす方法まで

企業やお店などのWebサイトを運営する中で、多くのアクセスを効果的に集めたいと考える方も多いではないでしょうか。指名検索によって自社のWebサイトが表示される回数が増えれば、購買意欲の高いユーザーを安定的に集めることが可能です。

この記事では、「指名検索の意味や重要性」「指名検索を増やす方法」「指名検索数の確認方法」について解説します。指名検索について詳しく知り、自社のWebマーケティングに役立てたい方はぜひ参考にしてください。

1.指名検索とは?

指名検索とは、企業名やブランド名、商品名などの固有名詞を検索することです。特定の企業について情報を調べたいユーザーや、気になる商品について調べたいユーザーによって指名検索が行われます。

指名検索が発生する際は、ユーザーがすでに企業名やブランド名を何らかの形で見聞きし、知っていることが前提です。まだ世の中で認知されていない固有名詞は、指名検索される機会がありません。

指名検索に使用されるキーワードは、「ナビゲーショナルクエリ」などの専門用語で呼ばれることもあります。

1-1.指名検索の重要性

悩みや疑問を解決するために行われる一般的な検索と比較して、指名検索はユーザーの求める情報がより明確化している傾向にあります。指名検索にはさまざまなメリットがあるため、自社に関連する固有名詞の検索数を増やすことが重要です。

指名検索の増加によって得られる主なメリットは次の2つとなります。

○CVRや滞在時間が長くなりやすい

CVR(コンバージョン率)は、Webサイトにアクセスしたユーザーが資料請求や問い合わせ、商品購入などを行った割合を表します。指名検索をするユーザーは商品やサービスに対する興味度が高いため、指名検索を増やせばCVRの改善が可能です。

また、指名検索によってWebサイトに流入したユーザーは、長く滞在する傾向にあります。滞在時間が長くなると検索エンジンから高く評価され、検索表示順位のアップが期待できるため、アクセス数の増加に効果的です。

○アルゴリズムの影響を受けにくい

検索エンジンの表示順位を決めるアルゴリズムは、定期的に更新されています。アルゴリズムの変更によって、上位表示されていたコンテンツの順位が大幅に下がり、アクセスが減ることは、よくあるケースです。

一方で、指名検索は自社が検索上位を取りやすく、アルゴリズムの変更で悪影響を受けるリスクが低くなっています。

指名検索を増やすと、Webサイトの評価が上がるだけでなく、安定的にユーザーを集められます。そのため、指名検索を増やす努力を継続的に行うことが大切です。

2.指名検索を増やす方法4選

指名検索が増えれば多くのメリットが得られるため、指名検索を増やすためのさまざまな方法を実践することが重要です。自社に関連するキーワードで指名検索される回数を増やすには、認知度を高める必要があります。

指名検索を増やす具体的な方法は次の4つです。

2-1.広告を出す

テレビCMや雑誌広告を利用すると認知度が高まり、指名検索が増えます。ただし、テレビや雑誌の広告掲載には高い費用がかかるため、低コストでブランディングをしたい場合はWeb広告が有用です。

Web広告のうち、「ディスプレイ広告」と呼ばれる種類の配信形式であれば、インターネットを利用するユーザーに幅広く広告を表示できます。

ディスプレイ広告は、検索エンジン上に表示される「リスティング広告」と比べ、より多くのユーザーをターゲットにできることが特徴です。ディスプレイ広告は数千円~数万円と、少ない広告予算から運用できます。

ディスプレイ広告では、バナー画像やテキストによる広告が使用可能です。自社の会社名ややサービス名を多くのユーザーに表示し認知度が高まれば、指名検索の増加につながります。

2-2.SNSを活用する

SNSはユーザーによってコンテンツが拡散される機会があるため、指名検索の獲得に活用できます。

企業の公式アカウントを作りSNSで情報発信を行うと、SNSのユーザーに自社の商品名やブランドを認知してもらえます。SNSの種類によって、利用者層や拡散されやすいコンテンツの傾向が異なるため、目的やターゲットにあわせて最適なSNSを選ぶことが重要です。

ただしSNSで、ユーザーが不快感を抱くような投稿をしたり、売り込みのメッセージを一方的に送信したりすると、自社の評判が落ちる恐れがあります。そのため、SNSで情報を発信する際は、炎上のリスクがないか注意を払いましょう。

2-3.口コミを増やす

指名検索を増加させるためには、企業側からの情報発信だけでなく、ユーザー側からの口コミを増やすことも重要です。

SNSやブログに投稿された口コミは、企業側が発信する情報と比較してユーザーからの信頼を得やすい傾向にあります。そのため、Web上の口コミが増えれば、自社に興味を持ってもらえる機会も増えるでしょう。

以下は、口コミを増やすための施策例です。

  • 商品・サービスの品質を高める
  • 顧客が予想していないような特典をプレゼントする
  • 顧客の誕生日・記念日など、特別な機会にキャンペーンを実施する

顧客が驚き、感動を覚えるようなサービスを提供して、 口コミ数を増やしましょう。

2-4.話題を生む商品を作る

ユーザーが思わず話題にしたくなるような商品を作れば、指名検索を増やすことができます。商品自体のユニークさだけでなく、一風変わった使い方や、ほかの商品との便利な組み合わせなども、話題作りに役立つ要素です。

例えばユニクロは、自社の技術である「エアリズム」を導入したマスクを新たに製造・販売することで、話題を集めました。

SNSのフォロワー数が多い人気ユーザーとのコラボ商品も、ネット上での拡散が期待できます。また、動画や写真など視覚的なインパクトの強い方法で商品を紹介することも、話題作りに有用です。多くの人が気になる商品を企画し、指名検索を増やしましょう。

3.指名検索数の確認方法

自社に関連するキーワードが指名検索された回数は、「Google Search Console(サーチコンソール)」や「Google Trends(Googleトレンド)」などのツールによって調べられます。

各ツールの概要や指名検索数の調べ方は次の通りです。

○サーチコンソール

自社のWebサイトにサーチコンソールを導入すると、流入キーワードに関する情報が分析できます。サーチコンソールは次の手順で利用してください。

(1)アカウントの作成 サーチコンソールのアカウントを作成し、自社のWebサイトのURLを登録する。
(2)管理画面で確認 サーチコンソールの管理画面にアクセスし、「検索パフォーマンス」→「+新規」→「検索キーワード」をクリックする。キーワードに自社の名称や商品名を入力し、レポートの対象期間を設定すれば、指名検索された回数の確認が可能です。

○Googleトレンド

Googleトレンドを使用することにより、Google検索で特定のキーワードが検索された回数を調べられます。Googleトレンドは次の手順で利用しましょう。

(1)ツールの利用ページへアクセス Googleトレンドのページにアクセスする。なお、登録などの手続きは不要です。
(2)キーワードを入力 指名検索のキーワードを入力し、期間を設定すると、指定したキーワードにおける検索数の推移を確認できます。

指名検索を増やすための施策を行った後は、サーチコンソールやGoogleトレンドを利用して指名検索数の変化を確認しましょう。

4.さらなる集客力の向上を目指すなら質の高いコンテンツの作成は最重要

指名検索を増やすための方法は、さまざまあります。指名検索が増えてもWebサイトコンテンツの質が悪ければ、集客力は向上しません。

指名検索でWebサイトにアクセスしたユーザーが、商品やサービスについて知り、購入したいと思える情報が必要となります。また、ユーザーが探す情報をWebサイト内で見つけやすくするため、Webデザインを整えたり、Webサイト内を検索できる機能を追加したりすることも大切です。

さらに、ユーザーからの口コミや、SNSの投稿をWebサイトに掲載することもおすすめです。コンテンツ制作に注力し、より多くのWebサイト訪問者に自社の魅力を伝えましょう。

まとめ

指名検索とは、企業名や商品名などの固有名詞を使った検索行為のことです。自社の指名検索が増えると、CVRや滞在時間が長くなったり、アルゴリズムの影響を受けにくくなったりするメリットがあります。

指名検索を増やすには、広告やSNSの活用が有用です。また、口コミを増やしたり、話題性の高い商品を作ったりすることも、指名検索の増加に役立ちます。

指名検索数に関するデータは、サーチコンソールやGoogleトレンドなどのツールで確認することが可能です。集客力を高めたい方は、ぜひ指名検索を増やすための対策を始めてみてください。

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