【徹底比較】ヒートマップツールのおすすめ6選!料金・機能を調査!
ヒートマップツールは、Webサイトを訪れたユーザーの行動を可視化でき、ユーザー目線でWebサイト内の細かい解析を行えるツールです。
中には、「ヒートマップツールを導入したいけれど、種類が多いためどのツールを選んでよいかわからない」という方もいるでしょう。
今回は、ヒートマップツールの概要・種類・機能から、ヒートマップツールの選び方、おすすめのヒートマップツールまでを紹介します。
自社のWebマーケティングに最適なツールを選びたい方は、ぜひ参考にして下さい。
1.ヒートマップツールとは?
「ヒートマップツール」とは、Webサイトを訪れたユーザーの行動を色でしめし、クリック頻度やスクロールの距離などが把握できるツールです。ユーザーの目線に立った改善を行えるため、Webサイトの回遊率アップや成約率アップに役立てることができます。
1-1.ヒートマップの種類とツールの機能
以下では、ヒートマップツールに搭載されているヒートマップの種類と機能を解説します。
■ヒートマップの種類 |
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■ヒートマップツールの機能 |
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ヒートマップツールには、さまざま種類・機能があります。回遊率や成約率をアップさせるためにも、自社のWebサイトで解析したい情報が得られるヒートマップツールを選びましょう。
2.【比較】ヒートマップツールのおすすめ6選
多くのヒートマップツールが出されていますが、特徴や性能はツールによって異なります。自社に合ったツールを選ぶためには、機能・サポートの有無などの比較が重要です。
以下では、高性能で使いやすいヒートマップツールを6つ紹介します。各ツールの特徴を比較したい方は、ぜひ参考にして下さい。
2-1.無料で使えるツールの定番「User Heat」
User Heat(ユーザーヒート)は、基本的なヒートマップ解析機能が無料で利用できるヒートマップツールです。使用できるヒートマップの種類も多く、無料プランでもWebサイト運営に十分に活用できます。
以下は、User Heatの特徴・性能を紹介した表です。
スクロールヒートマップ | 〇 |
---|---|
アテンションヒートマップ | 〇 |
マウスフローヒートマップ | 〇 |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | × |
マルチデバイス対応 | 〇 ( PC・スマホ・タブレット) |
サポート | × |
無料の範囲 | 1サイトあたり月間30万PVまで分析可能 |
有料プランの料金 | 問い合わせが必要 |
契約期間 | 問い合わせが必要 |
ヒートマップをお試しで使ってみたい方は、まずはUserHeatをおすすめします。
2-2.初心者でも簡単に分析可能「ミエルカヒートマップ」
ミエルカヒートマップは、充実した機能とわかりやすい操作性が魅力のヒートマップツールです。
以下のように、無料プランでも多くの機能が使用可能であり、タグ設定の方法・解析結果の閲覧方法などのサポートも受けることができます。
スクロールヒートマップ | 〇 |
---|---|
アテンションヒートマップ | 〇 |
マウスフローヒートマップ | × |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | × |
マルチデバイス対応 | 〇 ( PC・スマホ・タブレット) |
サポート | マニュアル・電話・メール・オンライン |
無料の範囲 | 1サイト及び1URL、月間1万PVまで解析可能 |
有料プランの料金 | 月額9,800円~ (登録サイト数及びURL数は無制限、月間5万PV) |
契約期間 | 半年単位または年間単位 |
料金体系も明確に定められており、必要に応じてアップグレードも可能です。はじめて導入するヒートマップツールとしては最適と言えるでしょう。
2-3.ユーザー行動を細かく視覚化「Mouseflow」
Mouseflow(マウスフロー)は優れた技術力で急成長中のデンマークのIT企業「Mouseflow社」が開発・提供するヒートマップツールです。
ヒートマップ4種類に加えてユーザーの行動を録画・分析できる「セッションリプレイ機能」を搭載しているため、ユーザー動向を多角的に分析できます。
また、CVの有無でユーザーセグメントを分類した分析も可能なことから、効率的に成約率向上へと繋げることが可能です。
以下のように、高機能であるにもかかわらず低価格で利用できるため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめのヒートマップツールです。
スクロールヒートマップ | 〇 |
---|---|
アテンションヒートマップ | 〇 |
マウスフローヒートマップ | 〇 |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | 〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 ( PC・スマホ・タブレット) |
サポート | マニュアル・電話・メール |
無料の範囲 | 1サイトあたりPV数無制限(500セッション)まで解析可能 |
有料プランの料金 | 月額24ドル(2,700円程度)~ 1サイトあたりPV数無制限(5,000セッション) |
契約期間 | 1ヶ月単位または1年単位 |
Mouseflowは、1ヶ月単位での導入が可能なため「さまざまな有料のヒートマップ使ってみたい」という方におすすめです。1ヶ月だけ導入し、翌月に別のヒートマップツールと利便性を比較することも可能でしょう。
2-4.使いやすい解析機能も搭載「Ptengine」
Ptengine(ピーティーエンジン)は、デバイスごとの解析やページの種類別の解析など、マルチに活用できる機能が充実したヒートマップツールです。さまざまな解析に適していることから、世界で15万人以上のユーザーに導入されています。
アクセス解析とヒートマップ解析を一元化できる機能が搭載されているため、詳細な分析ができる点も特徴です。
Ptengineの特徴・性能については、以下の表を参考にして下さい。
スクロールヒートマップ | × |
---|---|
アテンションヒートマップ | 〇 |
マウスフローヒートマップ | × |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | 〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 ( PC・スマホ・タブレット) |
サポート | チャット (ビジネスプラン以上の場合) |
無料の範囲 | 1サイトあたり3,000PVまで解析可能 |
有料プランの料金 | 月額14,800円~ (登録サイト数無制限、月間3万PV) |
契約期間 | 1ヶ月単位または1年単位 |
Ptengineは、汎用性や利便性の高さが非常に優れていることから、「使い勝手のよさを重要視したい」という方は検討するとよいでしょう。
2-5.解析から改善までを一元化「SiTest」
SiTest(サイテスト)は、Webサイトのヒートマップ解析から改善施策までをワンストップで行うことができる、ランディングページの改善に特化した国産ツールです。アジアでの導入数は50万サイトを突破しており、数多くの有名企業に導入されている実績があります。
基本的な機能に加え、A/Bテスト機能やEFO機能が搭載されているため、分析を行った流れでそのまま改善施策を行うことができます。
ランディングページの解析と改善を中心に活用できるツールをお求めの方には、おすすめのヒートマップツールです。
SiTestの特徴・性能については、以下の表を参考にして下さい。
スクロールヒートマップ | 〇 |
---|---|
アテンションヒートマップ | × |
マウスフローヒートマップ | 〇 |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | 〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 ( PC・スマホ・タブレット) |
サポート | 導入前後の無料サポートが充実 (別料金でコンサルティングが可能) |
無料の範囲 | 2サイトあたり月間3万PVまで解析可能 |
有料プランの料金 | 問い合わせが必要 |
契約期間 | 3ヶ月~ |
SiTestには決まった有料プランがありませんが、各Webサイトの要望に合わせた見積もりが可能です。ヒートマップツールを活用し、解析したい情報が決まっているという方は、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
2-6.コンテンツ単位のROIも解析「Contentsquare」
Contentsquare(コンテントスクエア)は、「コンテントスクエア社」が提供している、世界トップレベルの機能が搭載されたヒートマップツールです。導入実績も豊富で、世界の有名企業に数多く導入されています。
Contentsquareは、従来のヒートマップツールの枠を超えた豊富な解析機能を搭載しており、コンテンツ単位でのROI(投資利益率)も可視化して解析することが可能です。
Webサイト上の要素を自動認識する機能が搭載されているため、カスタマイズ不要で細かい解析ができます。
以下のように、「高度な分析を行いたい方」「性能や機能の充実度を求める方」におすすめです。
スクロールヒートマップ | 〇 |
---|---|
アテンションヒートマップ | 〇 |
マウスフローヒートマップ | 〇 |
クリックヒートマップ | 〇 |
CVユーザーの分類 | 〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 |
サポート | メール・オンラインセミナー |
無料の範囲 | ー |
有料プランの料金 | 問い合わせが必要 |
契約期間 | 問い合わせが必要 |
Contentsquareは「無料の範囲」「有料プランの料金」について、明確な情報が公式サイトに記載されていません。そのため、料金やプランなどの詳しい情報が知りたい方は、コンテントスクエア社の公式サイトから「資料ダウンロード」をして下さい。
まとめ
Webサイトの訪問者数や成約率などを見ても、ユーザーの具体的な行動を把握できないため、効果的な改善ができずに困っている方は少なくありません。
ヒートマップツールを活用すれば、ユーザーの行動を明確に把握できるため、Webサイトの見直しを行う際の指針となります。ヒートマップツールを最大限活用するためには、各ツールの特徴や機能をよく比較し、自社のニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。
精度の高い解析・改善を行いたい方は、ぜひヒートマップツールの導入を検討してみて下さい。