Googleアナリティクスでソーシャルメディアの状況を調べる方法

Webマーケティング

Googleアナリティクスでソーシャルメディアの状況を調べる方法
Socialは、Googleアナリティクスにおいて無料で利用できる機能のひとつです。Socialをマーケティングに活用することで、集客や商品販売などの成果アップに繋がります。一方で、GoogleアナリティクスのSocialについて、詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。 本記事では、Socialの概要や使い方を解説します。さらに、Socialの見方や注意点なども紹介するため、企業のWebサイトやWebマーケティングの担当者はぜひ参考にしてください。

1.GoogleアナリティクスのSocial(ソーシャル)とは?

GoogleアナリティクスのSocialとは、ソーシャルメディアからの流入を表す項目です。 Socialを詳しく分析することで、ソーシャルメディアごとの流入状況やユーザーの動向などが把握できます。把握した情報をマーケティングに活かすことで、Web集客や販促活動の効果を高めることが可能です。

1-1.Socialに分類される流入元の種類

Socialに分類される流入元は、約400種類以上のサイトに分類されます。下記は、Socialに分類される流入元の一例です。

【Socialに分類される流入元の例】

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • Hatena Bookmark
なお、SNSはソーシャルメディアの一種であり、同義語ではありません。 SNSは、コミュニケーションのために使われるツールであり、情報を「広める」ことを目的としています。ソーシャルメディア、情報発信のために使われ、情報を「伝える」ことが主な目的です。

2.【事例別】GoogleアナリティクスのSocialの見方

ソーシャルメディアからの流入状況を理解することは、Webでの集客促進やサイト分析のために重要です。流入元となるソーシャルメディアを特定したい、ソーシャルメディア経由の流入先を確かめたいなど、分析したい項目ごとに、見方が異なります。 GoogleアナリティクスにおけるSocialの操作手順や見方を理解し、サイト分析に役立てましょう。

2-1.流入元となるソーシャルメディアを特定したい

はじめに、流入元のソーシャルメディアを特定する方法を紹介します。画面左側にあるメニューから、以下の手順で進めてください。
STEP1 集客
STEP2 ソーシャル
STEP3 参照元ソーシャルネットワーク
上記の手順で進めると、ソーシャルメディアからのページビュー数やセッション数などを確認できるレポートが表示されます。ソーシャルメディア別に情報を確認することも可能です。 また、同ページ内にある「セカンダリメンション」をクリックすると、分析したい指標を自由に追加できます。たとえば、セカンダリメンションに「参照URL」を追加すれば、流入元となるソーシャルメディアのURLを表示させることが可能です。

2-2.ソーシャルメディア経由の流入先を確かめたい

ソーシャルメディア経由の流入先を確認することで、アクセス数の少ないページを修正するなど、サイト改善に役立てることができます。 下記の手順で確認を行いましょう。
STEP1 集客
STEP2 ソーシャル
STEP3 ランディングページ
ランディングページの画面では、総セッション数とソーシャルメディアからのセッション数が、それぞれグラフで表示されます。グラフの下には「ソーシャルメディアからの流入先URL」が表示されるため、ページごとの流入数やセッション数などの細かい情報も把握が可能です。 また、流入元のソーシャルメディアを特定するケースと同様に、確認したい指標を自由に追加して分析できます。

2-3.ソーシャルメディアで得たCV数を知りたい

他にもSocialでは、ソーシャルメディア経由で得たコンバージョンを知ることも可能です。手順は下記のとおりとなります。
STEP1 集客
STEP2 ソーシャル
STEP3 コンバージョン
コンバーションの画面では、ソーシャルメディアごとのコンバージョン数が表示されます。また、エクスプローラーのタブ内にある「アシストと終点の分析」を選択すると、アシストコンバージョンを把握することも可能です。

〇アシストコンバージョンとは

アシストコンバージョンとは、コンバージョンに間接的な影響を与えることを指します。 以下のようなケースが、コンバーションに間接的な影響を与える例です。

【アシストコンバージョンの例:スニーカーを販売しているA社】

  1. ①あるお客さんが、Instagramから自社の商品ページに流入する
  2. ②おしゃれなスニーカーを購入したいと思ったが、お金が無くて買えなかったため離脱する
  3. ③後日お金が貯まったため、店名をGoogleで検索して自社ページを訪れ、スニーカーを購入する

上記のケースでは、一度Instagram経由で商品を知ったことが、のちの購入に繋がっています。そのため、コンバージョンは直接的な流入経路であるGoogle検索、アシストコンバージョンはInstagramとなります。

アシストコンバージョンを把握することで、より深いアクセス解析が可能となるため、コンバージョン率を高めるためにも有効です。

2-4.ソーシャルボタンの反応数を把握したい

ソーシャルボタンとは、TwitterのイイネやInstagramのハートマークなど、ソーシャルメディア内における他者からのリアクションのことです。 Googleアナリティクスでは、以下の手順でソーシャルボタンの反応数を把握できます。
STEP1 集客
STEP2 ソーシャル
STEP3 プラグイン
上記の手順で表示した画面では、表の左側に「自分たちが投稿したソーシャルメディアのURL」、右側に「対応するURL内のアクション数」が表示されます。ソーシャルメディアの投稿ごとに、リアクションの多い・少ないが一目で把握可能です。 また、流入先の確かめ方などと同様に、確認したい項目を追加して表示することもできます。

3.GoogleアナリティクスのSocialに関する2つの注意点

GoogleアナリティクスでSocialについて分析する際は、注意すべき点が2つあります。Socialを効果的に使うためには、注意点を把握したうえで、前もって対策をとることが重要です。

【Socialに関する注意点】

  • Socialに分類されないソーシャルメディアもある
  • SNS広告にはパラメータを設定する必要がある
Googleアナリティクスでは、すべてのソーシャルメディアがSocialに分類される訳ではありません。あくまで、Googleアナリティクス上でソーシャルメディアとして認識されているメディアのみとなっています。 たとえば、LINEは現時点でSocialに分類されていません。しかし、LINEは日常的に使用されるツールであるため、Socialとして把握したい場合もあるでしょう。 LINEをSocialとして分類するためには、URLの最後に以下のキャンペーンパラメータを設定してください。

?utm_source=line&utm_medium=social

上記のパラメータを設定することで、LINEからの経由情報がSocialとして認識されるようになります。 また、SNS上に広告を出す場合にも、パラメータの設定が大切です。SNS広告にパラメータ設定をしていない場合、「SNSからの流入」という情報のみが認識され、広告が判別されません。結果、広告から流入した情報が得られず、Socialの扱いとなります。広告出稿時に、パラメータ設定を忘れずに行いましょう。

まとめ

GoogleアナリティクスにおけるSocialとは、ソーシャルメディアからの流入を表します。たとえば、FacebookやInstagramなどのSNSが一例です。 Webマーケティングにおいて、ソーシャルメディアからの流入状況を把握することは、集客やサービスの利用促進などに役立ちます。ぜひ、本記事で紹介した手順を参考に、Socialの状況を確認してください。 なお、LINEなど、Socialに分類されないソーシャルメディアもあるため注意が必要です。他にも、SNS広告にパラメータ設定をしていない場合、広告が正しく認識されません。いずれもパラメータ設定をすることで解決できるため、正しく運用してSocialの分析を成果に繋げてください。
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