6大SNS広告の種類・特徴|InstagramからYouTubeまで

Webマーケティング

6大SNS広告の種類・特徴|InstagramからYouTubeまで

SNS広告は、スマートフォンやタブレットが普及した現代において、重要なマーケティングツールです。インターネットによる情報過多の中でも、SNS広告は潜在顧客の獲得が見込めます。

SNS広告は、SNSの特性を活かしたマーケティング施策が必要ですが、各SNSの特徴について理解できていない人も多いのではないでしょうか。

当記事では、SNS広告の概要とメリットについて説明しています。また、各SNSの特徴や、6大SNS広告について解説するため、SNS広告に興味のある人はぜひ参考にしてください。

1.SNS広告とは?

SNS広告とは、SNSプラットフォームに表示される広告のことです。主なSNSにはInstagram・Facebook・Twitter・TikTok・LINE・YouTubeがあり、広告の配信方法や配信場所は各SNSにより異なります。

SNS広告は潜在層へのアプローチに強く、商品・サービスの認知拡大に効果的です。また、企業の認知度・好感度をアップするためのブランディングにも向いています。

今やSNSは人々の重要なコミュニケーションツールであり、貴重な情報源です。SNS広告は、時代に合った優秀なマーケティング手法といえます。

1-1.SNS広告のメリット

SNSのユーザー増加に伴い、SNS広告運用はWebマーケティングに欠かせないものとなっています。

以下は、SNS広告運用における3つのメリットです。

●ターゲティングを詳細に設定できる

SNS広告では、ユーザーのプロフィールや、投稿内容・閲覧履歴に基づいたターゲティングが可能です。セグメント機能を利用することで、広告を見てもらいたいターゲット層へ確実に配信することができます。

たとえば、「20代・女性・フィットネスに興味がある人」「40代・男性・神奈川県在住・自営業」など、100種類以上もの項目からターゲットを絞り込むことが可能です。

●潜在顧客に向けたアプローチが可能

潜在顧客は自分のニーズや悩みに気づいていないことも多く、自ら検索行動を起こすことは考えにくいでしょう。しかし、SNS広告はターゲティングを正確に行うことで、潜在顧客にリーチすることができます。

SNS広告を通し潜在顧客に認知してもらうことで、自社のSNSアカウントやWebサイトへ誘導することも可能です。

●ユーザーに受け入れられやすい

SNS広告は、ユーザーにとって親近感の高いSNSのホーム画面やタイムラインを利用して、自然な流れで表示されます。違和感のない広告は、ユーザーにストレスを感じさせません。

そのため、ユーザーはSNS広告に対して嫌悪感を感じにくく、従来の広告と比較して受け入れられやすい傾向にあります。

SNS広告はターゲティング精度が高い点に加え、「いいね」や「シェア」機能により広告が拡散されるメリットもあります。また、企業でSNSアカウントを開設している場合、SNS広告とうまく紐づけながらユーザーとコミュニケーションを行うことも可能です。

2.SNS広告の種類|メインユーザーと特徴も

日本で影響力のあるSNS広告は、主に6種類あります。下記は、SNS広告の種類と特徴をまとめた表です。

  ユーザー数 ユーザー層
Instagram 約4,400万人10代・20代の利用者が多く、女性の割合が多い。
Facebook 約3,800万人20代~50代の利用者が多い。
Twitter 約4,500万人10代・20代の利用者が多い。
TikTok 約1,400万人10代の利用者が中心となっている。
LINE 約10,100万人全年代の利用率が86.9%と最も高く、どの年代にもまんべんなく利用者が多い。
YouTube 約8,900万人どの年代にも利用者が多く、男性の割合が高い。

出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

出典:総務省統計局「人口推計」

SNS広告で成果を出すためには、ユーザー数・ユーザー層を考慮し、ターゲットにリーチできる配信媒体を選ぶことがポイントです。

ユーザーは広告を見るためにSNSを見ているわけではないため、リスティング広告のように購入意識を促すような広告は不向きです。SNSに溶け込み、ユーザーが自然に興味を惹かれるような広告を目指しましょう。

また、各SNSによりユーザーの嗜好も変わるため、SNSの特徴を踏まえた上で広告を作成することが大切です。

以下では、各SNSの特徴と、SNS広告の概要について解説します。

2-1.Instagram広告

Instagramは、画像・動画投稿がメインのSNSです。

利用者に女性が多いため、ファッション・化粧品・サプリメントなど、女性向け商材の宣伝に向いています。また、Instagramのユーザーはビジュアルに敏感なことから、視覚性の高い旅行・グルメなどの宣伝や、ブランディングにもおすすめです。

Instagramの広告形式は、写真広告・動画広告・カルーセル広告・ストーリーズ広告から選びます。課金方式は、CPM・CPC・CPI・CPVの4種類です。

Instagram広告はセルフサーブ型であるため、予算と期間を設定することが可能です。設定自体は100円から出稿が可能となっており、中小企業や個人でも利用しやすいという特徴があります。

2-2.Facebook広告

Facebookでは実名・年齢・住所・職業などの詳細な個人情報設定が行われるため、データの信頼性が高いという特徴があります。

Facebook広告は、豊富なユーザーデータを利用した精度の高いターゲティングが可能です。特に、Facebookにおける興味・関心カテゴリーは、広告運用において非常に重宝されています。

Facebookは中高年の利用者が多いことから、住宅関連や旅行業界の広告に向いています。ビジネス目的の利用者も多いため、法人向け商材の宣伝にもおすすめです。

Facebook広告では、コアオーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンスの3種類からターゲット範囲を指定することができます。ターゲット条件も細かく設定できるため、無駄のない広告配信が可能です。

Facebook広告の課金方式は基本的にCPMが採用されており、一部ではCPCを選択することもできます。広告の停止・再開などにも適宜対応しており、操作を自在に行えることも魅力です。

2-3.Twitter広告

Twitterは拡散力が高くトレンドに敏感なため、短時間で多くのユーザーから反応を得ることが可能です。

Twitter広告は、流行を狙うフードや書籍、映画などの宣伝に向いています。また、若年層の利用者が多いことから、Web漫画やスマホゲームの広告にもおすすめです。

Twitter広告は20種類に及ぶオプション形式があり、テキスト・動画・GIFなどを用いて目的に応じた宣伝が可能です。Twitter広告の課金方式はオプションにより異なり、CPE・CPM・CPV・CPACなどがあります。

Twitterの機能であるリツイートにより拡散されれば、想像以上の宣伝効果を得ることも可能です。また、拡散した広告へ対するアクションには課金が適用されないため、費用対効果も高いといえます。

ハッシュタグなどを利用して、Twitterユーザーの注目を集めるような広告を配信することがポイントです。

2-4.TikTok広告

TikTokはショートムービーSNSで、10代の中高生がユーザーの大半を占めています。2020年で最もインストールされたアプリであり、今後は20代のユーザーも増加すると考えられている将来性の高いSNSです。

TikTok広告は若い世代に訴求力があるため、ファーストフードやお菓子、ファストファッションの宣伝や、企業の採用広告に効果的です。海外ユーザーも多いため、日本国外へ向けた宣伝も行えます。

TikTok広告の種類は、起動画面広告・チャレンジ広告(タイアップ広告)・インフィード広告から選べます。TikTok広告の課金方式はCPMや期間契約となっており、最低でも50万円程度の費用を用意する必要があるでしょう。

TikTok広告は、広告のキャンセルや不具合時における対応を行っていないため、申し込み・出稿の際は十分に確認した上で行ってください。

2-5.LINE広告

LINEは国内で最も利用されており、ユーザーの利用率が高いSNSです。LINE広告はユーザーの年齢層が幅広く男女比の差も少ないため、飲食・金融・人材採用・美容など、あらゆる業界におすすめできます。

LINE広告では、LINE NEWSやSmart Channelなど、11種類から広告配信画面を選べます。各サービスにより利用者層が異なるため、LINE広告を利用する際は、ターゲット層を考慮した配信方法を選択することが重要です。

LINE広告の課金方式はCPC・CPMまたはCPMから選択し、少額からの出稿も可能です。

また、LINE公式アカウントを開設している場合、「友だち」獲得につながります。友だちの中からターゲットを絞って広告を配信することも可能です。LINE公式アカウントを開設している人や、友だちを増やしたい人は、LINE広告を積極的に活用しましょう。

2-6.YouTube広告

YouTubeは全世界に利用者が多く、広告に興味を持つ閲覧者も多い傾向にあります。

YouTube広告は、旅行・通信・食品業界、家電製品、ブランディングなど幅広い目的で利用できます。また、配信時間や配信地域を指定し、ターゲットに合わせて広告を配信することが可能です。

YouTube広告には、ディスプレイ・オーバーレイ・インストリーム・バンパー・ディスカバリー広告の5種類があります。広告の種類によっては再生をスキップできるものもあるため、動画の導入部分で視聴者の心を掴むことがポイントです。

YouTube広告の課金方式は、CPCまたはCPMです。ユーザーがクリックした際のみ課金される、あるいは広告の視聴時間により料金が発生される形式となっています。そのため、YouTube広告は費用対効果が高く、予算を有効活用することが可能です。

まとめ

SNS広告とは、ホーム画面やタイムラインなど、SNSのプラットフォームに表示される広告のことです。SNS広告はターゲティング精度が高く、潜在顧客へ対するアプローチが可能です。また、ユーザーに受け入れられやすいメリットがあります。

日本におけるSNS広告の主な種類は、Instagram・Facebook・Twitter・TikTok・LINE・YouTubeです。各SNSの特徴や、ユーザー数・ユーザー層を把握した上で、自社製品や目的にふさわしい広告媒体を選びましょう。

また、SNSごとに広告の課金方式や表示形式が異なるため、事前に各サービスの特徴を理解しておくことも大切です。

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