【2020年】日本・世界の検索エンジンシェアをデバイス別に紹介

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【2020年】日本・世界の検索エンジンシェアをデバイス別に紹介

SEO対策をはじめとしたWebマーケティング施策を行うにあたっては、ユーザーがどの検索エンジンを好んで使用しているかを知っておくことが非常に重要です。
インターネット社会と言われる現代では、検索エンジンのシェア率は世の中の動向を大きく反映していると言っても過言ではありません。

今回は、最新データを用いながら、日本国内及び世界の検索エンジンのデバイス別シェア、そして主要各国の検索エンジンのシェアについて解説します。
検索エンジンのトレンドを把握して、効果的なマーケティング施策に役立てるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1.【デバイス別】日本の検索エンジンシェア

ここでは、日本国内のユーザーがどの検索エンジンを利用しているかの割合(シェア率)を、デバイス別に解説します。

なお、検索エンジンのシェアを調べるための調査データは、アイルランドのアクセス解析会社「StatCounter」の解析データを使用しています。
StatCounterはGoogleアナリティクスに近しいアクセス解析サービスを提供しており、膨大なサンプル数と解析精度の高さから、高いデータ信憑性を誇る会社です。

各デバイスの数値を把握し、自社のWEBマーケティングやビジネスに役立ててください。

1-1.【スマホ】検索エンジンシェア

■スマホにおける検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「日本の検索エンジン市場シェア(スマホ)/2020年8月」

日本のスマートフォンにおける検索エンジンのシェアはGoogleが72.18%と全体の4分の3を占めており、次いでYahoo!が約27.12%と全体の約4分の1を占めています。

GoogleとYahoo!という2つの検索エンジンで、日本のスマートフォンにおける検索エンジンの99%以上のシェアを占有していることが分かります。
Webマーケティングを行う際も、これら2つの検索エンジンの動向を抑えておけば良いでしょう。

スマートフォンのOSは、Android/iOSの2種類がありますが、どちらのタイプもデフォルトでインストールされているブラウザはGoogleです。

上記のことも、スマホにおけるGoogleの検索エンジンのシェアを伸ばした要因であると見て取れます。

1-2.【パソコン】検索エンジンシェア

■パソコンにおける検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「日本の検索エンジン市場シェア(パソコン)/2020年8月」

日本のパソコンを調査対象とした場合の検索エンジンのシェアは、スマホとほぼ同じ77.85%という割合でGoogleがトップを占めています。
Googleは、パソコンでもスマホでも、検索エンジンにおける圧倒的な優位性を持っていることが分かるでしょう。

2位のYahoo!は13.87%とスマホと比較するとやや低いシェア率となっており、代わりにBingが7.7%という割合で3位に付けています。

よって、日本国内のパソコンの検索エンジンは、Google・Yahoo!・Bingの3つが全体の99%以上を占めている現状です。
国内の検索エンジンの動向を把握するために、Googleを筆頭とした上記3つの検索エンジンを重点的に抑えておくことが重要であると言えます。

1-3.2010~2020年のGoogle・Yahoo!シェア率の推移

■過去10年間におけるGoogleとYahoo!のシェア(全デバイス)

出典:StatCounter「日本の検索エンジン市場シェア(全デバイス)/2010年1月~2020年8月」

上の表は、GoogleとYahoo!の両検索エンジンのシェアについて、2011年~2020年までの10年間でどのような変化が見られたかを示したものです。

10年間の調査対象期間を通算してGoogleのシェアが優位となっていますが、2015年にかけてYahoo!のシェアが伸びると同時にGoogleのシェアが落ちていることが分かります。

そして2015年を境にGoogleはスマホ端末への普及や大々的なアップデートに尽力をはじめており、2016年以降は徐々に元のシェア率を取り戻しています。

他の検索エンジンの動向によりシェア率が変化する可能性はありますが、基本的にGoogleは、今後も多くのユーザーが使用する検索エンジンであり続けると言えるでしょう。

2.【デバイス別】世界の検索エンジンシェア

ここでは、全世界の検索エンジンのシェアとその傾向をデバイス別に紹介します。

かつては検索エンジンのユーザーはPCの比率が多かったものの、スマホの爆発的な普及により、スマホユーザーのインターネット利用は世界中で急速に増加しています。

デバイスごとの検索エンジンの利用傾向を把握することは、現在の海外マーケティング施策を考えるうえで必須と言えるでしょう。

2-1.【スマホ】検索エンジンシェア

■スマホにおける世界の検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「世界の検索エンジン市場シェア(スマホ)/2020年8月」

世界のスマートフォンにおける検索エンジンのシェアも、Googleが95.29%という圧倒的なシェアを占めています。
いまや、世界中のスマートフォンの検索エンジンは、Googleが市場を牽引していると言っても過言ではないでしょう。

2-2.【パソコン】検索エンジンシェア

■パソコンにおける世界の検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「世界の検索エンジン市場シェア(パソコン)/2020年8月」

世界規模でのシェアを見てみると、スマートフォンのシェア率よりは若干落ちますが、パソコンも依然Googleが圧倒的なシェアを占めています。

スマートフォンのシェア率と異なる点が、Microsoft社が提供するBingの割合がやや高い傾向です。
BingはWindows10に標準で搭載されているブラウザであるため、Windowsパソコンのユーザーから一定のシェアが発生していることが主な理由です。

また、Bingは動画検索の評価が高く、Googleとも異なったアルゴリズムでの検索エンジンを導入しているため、利用者数が今後増える可能性も十分考えられます。

3.【全デバイス】各国の検索エンジンシェア

ここでは、StatCounterのデータを参考に、各国の検索エンジンのシェアとその傾向について解説します。

各国のシェア率の違いや各国特有の利用者動向を把握することは、越境EC等のグローバルなオンラインビジネスを展開する場合にも、重要なポイントとなるでしょう。

3-1.アメリカの検索エンジンシェア

■アメリカの検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「アメリカの検索エンジン市場シェア/2020年8月」

アメリカの検索エンジンもGoogleが87.3%と圧倒的なシェアを占めており、ほぼGoogleの独壇場と言ってもいい状況です。

さらに2015年以降Googleのシェアは80%を切っておらず、経済大国アメリカでもGoogleが与える影響力は非常に大きいことが分かります。

3-2.中国の検索エンジンシェア

■中国の検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「中国の検索エンジン市場シェア/2020年8月」

中国の検索エンジンのシェアは他国とは全く異なる傾向が見られます。

トップのBaiduをはじめ上位を占めるSogou・Haosouはすべて中国国内の検索エンジンです。
また、ほとんどの国で圧倒的シェアを誇るGoogleは僅か3.42%という利用率となっています。

中国の検索エンジンが独自のシェア率となっている背景に、中国は情報規制が理由で海外のネットワーク接続を厳しく制限しているという事情があります。

そのため、Yahoo!やGoogleといった世界的シェアを誇る検索エンジンの利用が難しく、中国国内で開発された検索エンジンが発展・普及されました。

中国におけるWebマーケティングでは、上記のような独自の中国事情に対応した施策を行う必要があるでしょう。

3-3.ロシアの検索エンジンシェア

■ロシアの検索エンジンシェア(2020年8月)

出典:StatCounter「ロシアの検索エンジン市場シェア/2020年8月」

ロシアを対象とした調査ではGoogleが検索エンジンのトップシェアを誇り、次いでロシアの検索エンジンYAHDEXがGoogleに迫る勢いでシェアを伸ばしています。

GoogleとYAHDEX、2つの検索エンジンがロシア国内の約97%のシェアを占めていることが分かります。

YANDEXはGoogleと同じく様々なWebサービスを提供しており、さらにロシアの地域特性に合わせて設計されています。
よってロシア国内のユーザーにとっては扱いやすく利便性が高いため、シェアも同様に高い割合を誇っていると言えます。

また、スマホにフォーカスすると、ロシア国内ではYANDEXがGoogleのシェアを上回っているとのデータも出ており、今後の伸びしろが期待されています。

4.SEO対策はGoogleガイドラインに従うことが重要

検索エンジンはたくさんの種類がありますが、日本国内の検索エンジンはGoogleとYahoo!の上位2位で90%以上のシェアが占められています。
SEO対策を行う場合も、主流であるこの2つの検索エンジンを中心に考えることが重要です。

SEO対策を考える際、Web担当者がよく疑問に感じることは、「GoogleとYahoo!の検索エンジンでは別々の施策を行う必要があるのか」という部分でしょう。

GoogleとYahoo!は別々の会社ですが、現在Yahoo!はGoogleと提携してGoogleの検索エンジンを使用しているため、個別の施策を行う必要はありません。

サイトを評価するアルゴリズムも同一であるため、Googleが推奨するガイドラインに沿ってのコンテンツ充足やSEO対策の実施は、Yahoo!の検索エンジンに対しても有効です。

よって、Googleのガイドラインに従った運営を行うことが、Google・Yahoo!両方のSEO対策に繋がります。

まとめ

検索エンジンは、日本でも世界でもGoogleの存在が圧倒的であることが分かりました。
パソコン・スマホといったデバイス別に見ても、同様の傾向が見られます。

したがって、現状のWebマーケティングでは、Googleを中心に戦略や施策を展開していくことが重要であると言って良いでしょう。

しかし、中国やロシアに見られるように、国によってはGoogle以外の検索エンジンが活躍している兆候があることも見逃せません。
グローバルなビジネスを展開するにあたっては、各国独自の検索エンジンの存在を視野に入れて考える必要があります。

日本国内はもちろん世界各国の主要な検索エンジンの利用動向を捉えて、ぜひ効果的なマーケティングに役立ててみてください。

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