ネガティブSEOとは?逆SEOとの違いや悪質なリンクの否認方法も

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ネガティブSEOとは?逆SEOとの違いや悪質なリンクの否認方法も

Webサイトを運営していると、前触れもなく検索結果の順位が下落したりペナルティを受けたりすることがあります。原因がわからないため対処方法もわからず、困惑する方は少なくありません。

理由の1つとして、「ネガティブSEO」による影響が考えられます。SEOの効果を発揮するためにも、ネガティブSEOの概要は把握しておきましょう。

今回は、ネガティブSEOの概要や悪質な被リンクの否認方法などを解説します。ネガティブSEOの概要や対策方法を知りたい方は、参考にしてください。

1.ネガティブSEOとは|逆SEOとの違いも

ネガティブSEOは一般的なSEOと異なり、意図的に検索エンジンからの低評価を付けさせ、検索結果の順位下落を狙う手法のことです。基本的には、順位を下げたい特定のサイトに対して行われます。

同じ目的の手法としては逆SEOがありますが、逆SEOは正攻法の手法です。一方、ネガティブSEOはGoogleのガイドラインに違反しているスパム的な手法となります。ペナルティや法的処分を受けるリスクがあるため、絶対に行ってはならない手法です。

ここでは、ネガティブSEOや逆SEOの特徴を解説します。

1-1.ネガティブSEOの特徴

本来のSEOは、上質な被リンクを増やすことでWebサイトの評価を高めるものです。しかし、ネガティブSEOはその手法を逆手に取る方法であり、他のWebサイトに対して「攻撃」を仕掛けるものと言えます。

ネガティブSEOによって付けられた被リンクは、自然な被リンクではありません。「検索順位を上げるために不正行為をしている」と見なされてしまい、検索結果の下落につながります。

1-2.逆SEOの特徴

逆SEOとは、ネガティブな情報が記載されているWebサイトよりも上質なコンテンツを作成することで、対象となるWebサイトの順位を相対的に下落させる方法です。逆SEOで行うことは一般的なSEOの手法そのものであり、Googleのガイドラインにも抵触しないため適切な手法であると言えます。

逆SEOは難易度が高く、手間もかかる手法です。しかし、競合サイトの順位を下げたい場合には、ネガティブSEOではなく逆SEOの手法を取ることが重要となります。

2.悪質な被リンクを調べる方法

ネガティブSEOは、加害者になることを避けなければならない他、自サイトが被害者となる場合もあるため注意が必要です。不自然な順位低下やペナルティを受けた場合は、悪質な被リンクによる攻撃を受けている可能性があります。

悪質な被リンクの有無は、「Google Search Console」で確認することができます。手順は下記の通りです。

1 Google Search Consoleにログイン
2 左サイドメニュー→リンク→上位のリンク元サイトの順にクリック
3 「詳細」をクリックし、リンク数が多いサイトから被リンク元サイトを目視で確認

一般的には、運営するサイトに関連性の高い企業サイトや、クライアントサイトからの健全なリンクが表示されます。しかし、関連性がないサイトや不自然に多くのリンクを発しているサイト、プログラムによって生成された不自然なサイトなどがある場合は注意しましょう。

ネガティブSEOと思われるサイトを発見した場合は、Google Search Consoleから不審なリンクを否認することで対策を行います。

3.【ネガティブSEO対策】悪質な被リンクの否認方法

運営するサイトがネガティブSEOを受けている場合は、リンク否認ツールを用いてスパムリンクを否認する必要があります。被リンクは検索順位に大きな影響を及ぼすため、リンク否認を行う際は誤って自然な被リンクを否認しないよう、注意して作業を進めてください。

ここでは、悪質な被リンクを否認する手順を解説します。

3-1.被リンク一覧をダウンロード

対象となるWebサイトが受けている被リンクを確認するために、被リンクの一覧をダウンロードしましょう。

被リンクの一覧は、Google Search ConsoleからCSVファイル、またはGoogleドキュメントでダウンロードすることができます。手順は下記の通りです。

1 Google Search Consoleにログイン
2 サイドメニュー→「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」の順にクリック
3 「リンク数の最も多いリンク元」→「詳細」の順にクリック
4 「その他のサンプルリンクをダウンロードする」をクリック

※今回はCSVファイルをダウンロードして作業を行うものとします

3-2.否認リンクのリストを作成

ダウンロードしたCSVファイルをExcelで開き、リンクの一覧を確認したうえで否認するリンクのみを選定します。
否認するリンクを一通り抽出したあとは、否認リンクのリストを作成しましょう。

アップロードできるファイルはテキスト形式のファイルのみです。CSVで選定した否認リンクをテキストエディタに貼り付けてください。

テキストファイルを記述する際は、1行につき1つのリンクを記述します。否認リンクをドメイン単位で否定したい場合は、「domain:www.hininn.com」のようにリンクの前に「domain:」を記述してください。

3-3.リストをアップロード

否認リンクのリストを作成したあとは、対象のWebサイトへ反映させるためにリストをアップロードします。手順は下記の通りです。

1 Google Search Consoleの「リンクの否認ツール」へアクセス
2 リンクを否認したいWebサイトのURLを選択し、「リンクの否認」ボタンをクリック
3 リンク否認にあたっての注意事項と「リンクの否認」ボタンが再度表示されるため、注意事項を確認して問題がなければボタンをクリック
4 「ファイルを選択」から、作成した否認リストのテキストファイルを選択して「送信」ボタンをクリック

4.自然な被リンクを増やす方法2つ

SEOにおいては、自然な被リンクを多く受けているサイトが評価されます。また、自然な被リンクを多く受けているサイトは、ネガティブSEOの影響を受けにくくなる効果も期待できます。そのため、Webサイト運営では自然な被リンクを増やすことが重要です。

ここでは、自然な被リンクを増やすための方法を解説します。

4-1.専門性・独自性の高いコンテンツを書く

被リンクを獲得するために重要なことは、上質なコンテンツを作成することです。

他のコンテンツより専門性・独自性の高いコンテンツであれば、ユーザーからも有益であると評価され、引用や紹介による被リンクが獲得しやすくなります。上質なコンテンツを作成することは手間も時間もかかる一方、時間をかければ徐々にSEO効果が期待できる方法です。

被リンクを増やしたい場合は、コンテンツの質を高めることに尽力しましょう。

4-2.SNSを活用してコンテンツを発信する

上質なコンテンツを作成したあとは、多くの方に読まれるよう拡散することが重要です。

コンテンツを拡散する手法には、SNSでコンテンツを発信することが挙げられます。SNSは情報の拡散性に優れており、多くの方に情報が行き届くことも珍しくありません。ブログやサイトを持つユーザーにコンテンツが紹介されると、被リンクを獲得できる可能性が高くなります。

WebサイトやWebメディアにSNSボタンを設置して、コンテンツとSNSを連動する仕組みも用意しておきましょう。閲覧したユーザーが簡単にシェアできるため、情報拡散も行われやすくなります。

SNSを活用して拡散に取り組み、自然な被リンクが獲得できるよう取り組みましょう。

まとめ

今回は、ネガティブSEOの概要や悪質な被リンクの否認方法などを解説しました。

Webサイトを運営する限り、ネガティブSEOによる攻撃を受けるリスクは避けられません。Webサイトの運営者はこのような事態に備え、ネガティブSEOの仕組みや対策を把握し、問題が生じた場合も解決できるようにしましょう。

SEOにおいては、上質なコンテンツを作成することが重要です。SNSを活用して自然な被リンクを獲得し、検索結果の向上につなげましょう。

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