【目的別】Ahrefsの使い方|競合サイトを分析する方法

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【目的別】Ahrefsの使い方|競合サイトを分析する方法

Ahrefsとは、世界で約60万人以上が利用しているSEO分析ツールのひとつです。無料ツールにはない強力な分析機能を多数備えており、自社サイトや競合サイトのキーワード調査ができます。各機能を組み合わせることでさまざまな分析もできるため、SEO対策には欠かせません。

当記事では、Ahrefsについて、各機能の使い方を解説します。Ahrefsを利用した競合サイトとの分析方法も紹介するため、Ahrefsの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

1.Ahrefsの概要|Ahrefsでできること

Ahrefsとは、世界で約60万人が導入しているSEOの被リンク分析ツールで、世界最大級を誇る14兆ものリンクデータを保有し、1.8兆のページURLを網羅しています。
企業のSEO担当者から個人まで、世界中のユーザーから圧倒的な支持を得ており、コンテンツマーケティングには欠かせないキーワード調査ツールです。

Ahrefsでは、主に下記の7つのことが実現できます。

  • 競合サイトの上位表示コンテンツの調査
  • ソーシャルメディアの話題コンテンツの調査
  • 未流入のキーワードを分析して新規コンテンツを検討
  • 他サイトからのバックリンクをリアルタイムで確認
  • クライアントのWebサイトを分析して課題を発見
  • 自社と競合サイトのキーワード難易度調査
  • 対策サイトの検索順位変動チェック

Ahrefsを利用することで、下記のようなSEO対策が可能です。

  • 被リンクに関する分析
  • 上位に表示されやすいキーワードの絞り込み
  • 自社サイトで特にリンク数を獲得できているページの把握

さらに、Ahrefsではより効果的にツールを使いこなすためのさまざまな機能があります。

  • Site explorer(サイトエクスプローラー)
  • Keywords explorer(キーワードエクスプローラー)
  • Content explorer(コンテンツエクスプローラー)
  • アラート機能
  • ランキング調査
  • AhrefsAPI

上記の機能を活用することで、より手軽で効率よくSEO対策や競合分析を行うことが可能です。

2.【目的別】Ahrefsで代表的な機能の使い方

Ahrefsの持つ能力を活かすためには、目的に合わせて各機能を使い分けることが重要です。Ahrefsの各機能は操作性が簡単で使い勝手も良く、多くのユーザーから支持されています。

ここでは、Ahrefsの代表的な機能の使い方を目的別に紹介します。

2-1.【Site explorer】自社または競合サイトを分析できる

Site explorerはAhrefsのメインとなる機能で、Ahrefsの持つ膨大なインデックスデータを基に、自社サイトや競合サイトのSEO分析を行うことができます。
対象となるサイトの検索トラフィックや流入キーワードの調査だけでなく、PPC広告データの調査も可能です。また、ターゲットの詳細な分析ができるため、自社サイトの分析や競合調査には欠かせません。

Site explorerの使い方は、下記の通りです。

  • ①検索ボックスに対象サイトのドメインまたはURLを入力し、4つのオプションを選んで検索する
  • ②検索結果のダッシュボードから対象サイトのデータをチェックする

Site explorerでは、指定サイトのドメイン、もしくはURLのデータを分析することができます。
検索条件のオプションは4つあり、調査対象サイトの詳細な分析が可能です。

オプション 概要
URL 完全一致のURLのみを分析する
部分一致 入力したURLと部分的に一致するURLを検索する
ドメイン/* サブドメインを除外したドメイン全体のデータを検索する
*.ドメイン/* サブドメインを含めたドメイン全体のデータを検索する

検索結果のダッシュボード(概要欄)からは、下記のデータを確認できます。

  • Ahrefsランク
  • UR(サイトランク)
  • DR(ドメインランク)
  • 被リンク
  • リンクドメイン数
  • オーガニックキーワード
  • オーガニックトラフィック
  • トラフィックの価値
  • 有料キーワード
  • フレッシュインデックス
  • ライブインデックス

検索結果は数値だけでなくグラフでも確認できるため、サイトの成長の推移を簡単にチェックできます。

2-2.【Keywords explorer】検索ボリュームを取得できる

Keywords explorerは、Ahrefsが随時更新している31億以上のキーワードデータベースを活かし、対象キーワードのSEO難易度や検索ボリュームを取得できる機能です。
Googleキーワードプランナーをも上回る情報精度と定評があり、キーワード選定ツールとして非常に優秀です。

Keywords explorerの使い方は、下記の通りです。

  • ①検索ボックスに対象キーワードを入力する
  • ②対象とする検索エンジンとエリアを設定する
  • ③検索結果のダッシュボードから対象キーワードのデータをチェックする

ダッシュボードから確認できる情報は、下記の通りです。

項目 概要
Keyword difficulty(キーワード難易度) 検索上位にランキングされるための難易度を0から100で数値化したもの
Search volume(検索ボリューム) 一ヶ月あたりの検索ボリューム
RR(リターンレート) 一ヶ月あたりの同ユーザーの再検索率
CPC(Cost Per Click) リスティング広告1クリックにつき発生するコストの概算
CPS(Clicks Per Search) 対象キーワードで検索した際にユーザーが検索結果をクリックする率
Global volume 全世界の月間検索ボリューム
parent topic 対象キーワードの親キーワード
Keyword ideas by search volume 対象キーワードの関連キーワード
SERP position history 対象キーワードの検索上位5ページのランキング推移
SERP overview 対象キーワードの検索上位10ページのSEO情報

上記の情報を分析することで、よりマーケティングに効果的なキーワードの選定や、SEO対策が可能となります。

2-3.【Content explorer】シェアされやすいコンテンツを把握できる

Content explorerは、SNSなどでシェアされる可能性の高いコンテンツを把握し、ソーシャルメディア戦略に活用できるSEOツールです。
対象となるキーワードで、どのような内容のコンテンツがシェアされているかを調査することができるため、コンテンツSEOには欠かせません。

Content explorerの使い方は、下記の通りです。

  • ①検索ボックスに調査したいキーワードを入力する
  • ②オプションから3つの検索条件を選択する
  • ③検索結果から必要に応じて条件をソートして確認する

Content explorerのオプションとその概要は、下記の通りです。

オプション 概要
Everywhere 検索キーワードが含まれているコンテンツ全てを表示する
In title タイトルに検索キーワードが含まれているコンテンツのみを表示する
In Content 本文に検索キーワードが含まれているコンテンツのみを表示する

Content explorerの検索結果は、下記の条件でソートすることができます。

  • Publish date(日付)
  • Languages(言語)
  • Shares(SNSのシェア数)
  • Domain Rating(ドメインレーティングの高さ)
  • Referring Domains(リンク元ドメインの数)
  • Organic traffic(オーガニックトラフィックの流入数)
  • Word count(文字数)

Content explorerでは、各SNSのシェア数に基づいたデータ分析により、SNSでシェアされやすいキーワード情報をグラフで確認することができます。

3.競合サイトをより詳しく分析する方法とポイント

Ahrefsに備わっている機能は単体でも便利ですが、各機能を組み合わせることでより詳細なサイト分析が可能となります。Ahrefsでは自社サイトだけでなく、競合サイトの集客や成長過程をチェックしたり、競合サイトの流入キーワードをまとめて分析したりすることもできます。

Site explorerで競合サイトのURLを入力すると、オーガニック検索のグラフが確認できます。競合サイトの順位変動を簡単にチェックできるため、変動理由を分析したい場合に役立ちます。

また、オーガニックキーワードの項目では、競合サイトのキーワードのランキング推移も見ることが可能です。ページ単位の分析が可能で、更新頻度もチェックできるため、競合サイトのキーワード数や、SEO対策にどの程度の力を入れているかを知ることができます。

他にも、Site explorerには「コンテンツ比較」という機能があり、複数の競合サイトの流入キーワードをまとめて比較することが可能です。自社サイトにはない対策キーワードをチェックできるため、自社サイトのコンテンツの充実に役立ちます。

まとめ

Ahrefsは、サイト運営に欠かせない機能が充実したSEO分析ツールです。Ahrefsの機能はいずれも使い勝手がよく直感的に操作できるため、SEO初心者でも導入しやすくなっています。
世界中の企業やWEBマーケターが導入しているトップクラスのツールにふさわしく、アイディアや使い方次第ではさまざまな分析に役立ちます。

Ahrefsは有料ツールですが、無料ツールではできない多くの機能を備えており、サイト運営がより効率化できる点が強みです。SEO分析ツールの導入を検討している人は、ぜひ今回紹介した記事を参考に、Ahrefsの導入を検討してみてください。

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