ハブページとは?オーソリティとの関係やSEOに活用するメリットも
Webサイトの所有者や運営管理を行っている人の中には、「ハブ」や「ハブページ」といった用語を見聞きしたことがある方もいるでしょう。
コンテンツマーケティングが激化する昨今、自社サイトに集客を図るためにはSEOに関する施策が必須です。その一環として、ハブページの特徴や検索エンジンへの影響を理解しておくことは、きわめて重要だといえます。
そこで今回は、ハブページの概要や、知っておくべきオーソリティサイトとの関係性について解説します。ハブページをSEOに活用するメリットと具体的な方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
1.ハブページとは
ハブページとは、特定テーマにおいて重要度の高い情報に複数リンクしているページのことを指します。名前は「中心」を意味する「ハブ(hub)」に由来し、ユーザーはハブページを拠点とし、さまざまなWebサイトへアプローチすることが可能です。
「外部の関連情報を、リンクとあわせて紹介しているページ」と捉えれば、理解しやすいでしょう。ハブページのリンク先は権威性のあるWebサイトが選ばれるため、オーソリティサイトと呼ばれます。
2.ハブページの特徴|オーソリティサイトとの関係性
検索エンジンのHITSアルゴリズムは、キーワード検索に対して正確な回答ができるように、画像や被リンクなども参照したうえで上位表示するWebサイトを選別します。このタイミングで、ハブページは検索エンジンに認知されると同時に、オーソリティサイトの検索順位に影響を与えます。
ハブページは、検索エンジンによりスコア化されているといわれます。優秀な発リンクを増やすほどハブスコアが上がり、ページ自体が高く評価される仕組みです。優秀な発リンクとは、信頼性の高いWebサイトへのリンクを意味します。
具体的には、下記のようなケースが該当すると認識してください。
- 業界のプロや有資格者が記事を書いている
- 体験談などリアルな情報が含まれている
優秀なオーソリティサイトにアプローチできることは、ハブページにSEOの効果をもたらすだけでなく、正確な情報が欲しいユーザーにとっても大きな魅力です。
オーソリティサイトもまた、検索エンジンにスコア化されています。ハイスコアのハブページにリンクされるほど、SEOで優位になる仕組みです。
ハブページとオーソリティサイトが相互関係にあることを理解すれば、SEOの施策として「どのように活用するべきか」の方向性がわかります。
3.ハブページをSEOに活用するメリット
ハブページをSEOに活用すれば、Webサイトの検索順位を改善することが可能です。
すぐに良質なコンテンツに辿りつけるハブページは、ユーザーに好まれる傾向があります。ページビュー数の増加はもちろん、セッション時間も自然と長くなるため、検索エンジンには高評価です。評価されたハブページは良質な被リンクとなり、獲得したWebサイトは検索順位が上がります。
このような仕組みを利用し、サテライトサイトや別ブログでハブページを育成したうえで、目的のWebサイトにリンクすれば、SEOの効果が大いに期待できます。
ただし、ハブページの育成にあたっては、ユーザーにとって価値あるコンテンツを意識すると同時に、テーマに関連性のあるオーソリティサイトにリンクしなくては意味がありません。無作為に有名オーソリティサイトへのリンクを張りつけても、望むような効果は得られないため注意が必要です。
有益な情報を持つWebサイトを紹介しているハブページは、検索結果で上位に表示されやすい傾向があります。うまくハブページに関連付ければ、過去のコンテンツにもアクセスを集められるでしょう。ハブページの活用は、単独の施策としても有効です。
まとめ
ハブページとは、特定テーマで重要度の高い情報に多くリンクしているページのことです。オーソリティサイトとは相互関係にあり、いずれも検索エンジンによってスコア化されています。
SEOにハブページを活用すれば、被リンクを持つWebサイトの検索順位を上げることが可能です。ハブページ自体も検索エンジンに高評価される好循環となります。
能動的にスコアを上げられるハブページを、ぜひ自社のSEOの施策として取り入れてみてはいかがでしょうか。