トラフィックの流入経路とは|確認方法や増やすポイントも

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トラフィックの流入経路とは|確認方法や増やすポイントも

Webマーケティング戦略において、自社サイトのユーザー獲得状況を正確に把握して分析することは非常に重要です。トラフィックについて理解し、SEO対策に活用することで、効果的にWebサイトのコンテンツを改善できるでしょう。

今回は、トラフィックの概要と、トラフィックの流入経路について4つの種類を解説します。トラフィックを増やす2つのポイントも併せて解説するため、トラフィックや流入経路について詳しく知りたい人は参考にしてください。

1.トラフィックとは?

トラフィックには2つの意味があります。1つ目は、WebやITの分野における意味です。通信分野では、インターネット上を流れる情報や信号、あるいはデータの容量を指します。2つ目は、SEOの観点における意味です。SEOの観点では、特定のWebサイトへユーザーがアクセスした数や閲覧した数を指します。

トラフィック数を増やすことは、SEO対策において重要です。アクセス数の多いWebサイトは、ユーザーから人気があり有益なWebサイトであるとして、Googleから高く評価される傾向にあります。

Googleからの評価が上がることで検索順位も上昇し、より多くの流入が見込めるため、トラフィック数を把握・分析することはSEO対策に欠かせません。

専用のアクセス解析ツールを利用すれば、自社サイトにアクセスしたユーザーがどこから流入したのかを確認できます。

1-1.「参照元」で流入経路が確認可能

Webサイトへの流入経路を知りたいときは、Googleアナリティクスを活用しましょう。一般的なアクセス解析機能であれば無料で利用できます。

流入経路を確認する場合は、Googleアナリティクスのサイドメニューから、「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」をクリックします。画面の右側、データ表の一番左にある「参照元/メディア」を確認することで、流入元のサイト情報を知ることが可能です。

各ページごとにトラフィックを確認したい場合は、サイドメニューから「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をクリックします。画面の右側、データ表の左上「セカンダリディメンション」をクリックし、「他のディメンション」下にある「集客」→「参照元/メディア」をクリックしましょう。

「参照元/メディア」の「参照元」が流入元となったページ、「メディア」は流入元の種類を指しています。例えば、「google/organic」であれば、Google検索の結果が流入経路です。「google/cpc」の場合は、Googleに表示された有料広告をクリックして流入したことを指します。

2.トラフィックの代表的な流入経路4つ

Webサイトがどのような状態にあるのか分析するためには、それぞれの流入経路について詳しく知らなければなりせん。

トラフィックにはさまざまな流入経路があり、それぞれは「チャネル」と呼ばれています。チャネルは流入元の種類を指しており、メディアと同じ意味です。チャネルごとに流入経路を確認したい場合は、Googleアナリティクスのサイドメニューから、「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」をクリックしましょう。

ここでは、トラフィックの代表的な流入経路ついて解説します。

2-1.Direct

Directは、以下の経路で流入した場合に表示されるチャネルです。

  • URLの直接入力
  • ブックマーク
  • メール
  • QRコード
  • アプリ

上記の流入経路がまとめてDirectとして扱われるため、宣伝がきっかけで訪れたユーザーか、リピーターかといったことは判別できません。トラフィックの分析精度を高めるためには、広告ページなどに個別のパラメータを設置して、可能な限り他のチャネルへ割り振ることが大切です。

2-2.Referral

Referralは、以下の経路で流入した場合に表示されるチャネルです。

  • 他のWebサイトからの流入

自社サイトのリンクが他サイトに貼られており、そのリンクからユーザーが流入したことを示しています。どのページから貼られたリンクかを知りたい場合は、「参照元」を確認しましょう。

注意点として、Referralのなかには「リファラスパム」が含まれていることがあります。リファラスパムは、リンク先のページを紹介することではなく、「サイトの管理者を参照元のページへ誘導する」ことが目的です。Webサイトの宣伝が目的の場合もあれば、ウイルスの感染を目的としたページの場合もあります。

特に理由もなくアクセス数が急増し、そのページのチャネルが「Referral」だった場合は、リファラスパムである可能性を疑いましょう。

2-3.Organic

Organicは、以下の経路で流入した場合に表示されるチャネルです。

  • 検索エンジンの検索結果から流入

Organicとは自然検索のことであり、ユーザーが検索エンジンでキーワードなどを検索し、表示された検索結果をクリックしたアクセス数のことです。同じ検索結果のページに表示されていても、リスティング広告などをクリックした流入はOrganicに含まれません。

どのような検索キーワードが使用されたのかを知りたい場合は、「Google Search Console」で確認しましょう。ただし、Webサイトによっては検索エンジンからの流入と認識されず、Referralチャネルでカウントされることがあります。

2-4.Social

Socialは、以下の経路で流入した場合に表示されるチャネルです。

  • Facebook
  • Twitter
  • Hatena Bookmark
  • Naver
  • OKWave

Socialは、GoogleがSNSからの流入であると判断できた場合に分類されます。Socialに分類されるSNSは他にも多くあるものの、すべてがSocialとして認識されるわけではありません。

Socialに該当しないアクセスとしてDirectやReferralに分類される場合は、パラメータを付与することで対処しましょう。なお、SNS上の広告からアクセスされた場合もSocialに分類されます。

3.トラフィックを増やす2つのポイント

トラフィックを増やすためには、以下の2点を実践することがポイントです。

○レスポンシブ対応を行う

どの媒体からの流入にも対応できるよう、レスポンシブ対応を取り入れましょう。近年では、スマホやタブレットからWebサイトへアクセスする人が増えています。しかし、個別に対応したWebサイトを作る場合は時間も手間も必要です。

レスポンシブ対応にすれば、共通するWebサイトを1つ作るだけでどの媒体にも最適な画面を自動的に表示します。

○質の高いコンテンツを作成する

検索エンジン経由のトラフィックを増やすためには、Googleから「有益なWebサイトである」と評価されなければなりません。Webサイトの評価を高めるためには、コンテンツの質を高める必要があります。また、広告などから流入したユーザーも、コンテンツの質が悪いと感じればすぐに離脱するでしょう。

質の高いコンテンツを作成することは、Googleからの評価を高め、ユーザーからの支持を集めることにつながります。

上記の対策を行った後は、きちんと効果が出ているか定期的にトラフィックを確認することが大切です。

まとめ

SEO対策におけるトラフィックとは、Webサイトに訪れたユーザーの数やページが閲覧された数のことです。トラフィックの多いサイトは、SEO対策がうまくいっているサイトであり、Googleからの評価が高いサイトでもあります。

自社サイトにおけるトラフィックの現状を知りたい場合は、Googleアナリティクスを利用しましょう。各レポート項目からは、Webサイト全体もしくはページごとの流入数・流入経路の確認が可能です。

Webサイトをレスポンシブ対応にして質の高いコンテンツを作成することで、より多くのトラフィックが期待できるでしょう。

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