検索クエリとは?3つの種類と調べ方からキーワードとの違いまで

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検索クエリとは?3つの種類と調べ方からキーワードとの違いまで

検索クエリは、コンテンツマーケティングやSEO対策を行う上で重要な情報です。検索クエリを正しく把握して施策に活かすことで、ウェブ上の集客やリスティング広告で成果を出すことができます。

当記事では、検索クエリの概要やキーワードとの違い、検索クエリの種類を説明します。また、検索クエリの調べ方や、SEOやリスティング広告の活用方法についても解説するため、検索クエリに興味のある人はぜひ参考にしてください。

1.​検索クエリとは

検索クエリとは、ユーザーが検索するときに入力する語句やフレーズのことです。ユーザーが自ら検索フォームに入力する言葉であるため、ユーザーの意図が具体的に表れています。

検索クエリを理解することは、SEOの観点で非常に重要です。検索クエリの意図を正しく読み解くことでユーザーが求めている情報が把握できるため、ユーザーニーズに沿ったコンテンツを作成することができます。

また、検索クエリと関連性の高い記事は、検索上位に表示される可能性が高くなります。タイトルや見出しに入れるべき言葉もわかるため、より上質で効果的な記事を作成することが可能です。

1-1.「キーワード」との違い

検索クエリとキーワードは混同されやすい傾向にありますが、実際には異なるため注意が必要です。

下記は、検索クエリとキーワードの違いです。

検索クエリ ユーザーが検索フォームに入力した語句やフレーズ
キーワード サイト運営者が設定したフレーズ

キーワードは、主にサイト運営者が使う言葉です。ユーザーが検索クエリを意識することはありません。しかし、サイト運営者やマーケティング担当者は、検索クエリを理解した上でSEO対策に有効なキーワードを設定する必要があります。

「クエリ」とは、データベースに対する命令のことを指し、質問や問い合わせと訳されることもあります。「キーワード」には、手がかりとなる重要な語句という意味がありますが、検索に直接関わりがない単語です。

言葉の意味からも、検索クエリはキーワードよりも検索エンジンとの関わりが深く、よりユーザーの意図を反映していることがわかります。

2.検索クエリの3つの種類

検索クエリには3つの種類があります。ユーザーニーズを把握するために、各種類の概要について把握することが大切です。

すべての検索クエリが3種類のどれかに分類できるわけではなく、いくつかの要素をあわせ持つ場合もあります。ユーザーの検索意図と、自社の課題をうまく絡み合わせたキーワードを設定しましょう。

以下では、検索クエリの種類に関して詳しく解説します。

2-1.インフォメーショナルクエリ

インフォメーショナルクエリは「情報型クエリ」ともいわれ、ユーザーが情報収集や問題を解決するために入力されるクエリです。

下記は、インフォメーショナルクエリの一例です。

検索クエリ ユーザーの意図
「車 売却 方法」 車の売却方法について知りたい
「ひな祭り レシピ」 ひな祭りにふさわしいレシピが知りたい

ユーザーが悩みを解決するための言葉が用いられ、多くの場合は複数の単語が組み合わさっています。

2-2.ナビゲーショナルクエリ

ナビゲーショナルクエリは「案内型クエリ」ともいわれ、特定のウェブサイトへ行く際や、具体的な情報を得るために使われるクエリです。

下記は、ナビゲーショナルクエリの一例です。

検索クエリ ユーザーの意図
「Googleマップ」 Googleマップのウェブサイトへ行きたい
「楽天 ログイン」 楽天のログインページへ行きたい

ナビゲーショナルクエリは行きたいウェブサイトが明確であるため、サイト名やブランド名などの一語で調べられることが多い傾向にあります。

2-3.トランザクショナルクエリ

トランザクショナルクエリは「取引型クエリ」ともいわれ、商品購入・資料請求・予約・ダウンロードなど、ユーザーが行動を起こすことを目的として使われるクエリです。

下記は、トランザクショナルクエリの一例です。

検索クエリ ユーザーの意図
「飛行機 予約」 飛行機のチケットを予約したい
「JCBギフトカード 購入」 JCBギフトカードを購入したい

ユーザー自身が欲しい情報をスムーズに手に入れるため、いくつかの単語が組み合わされることが多いでしょう。

3.​検索クエリの調べ方

検索クエリの調べ方は、Googleアナリティクスとキーワードプランナーを利用する2種類の方法があります。ここでは、検索クエリの調べ方について説明します。

〇Googleアナリティクスでの調べ方

  1. (1)Googleアナリティクスとサーチコンソールを連携させる
  2. (2)「集客」→「Serach Console」→「検索クエリ」の順にクリック

サーチコンソールは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。Google検索におけるウェブサイトの表示順位・表示回数・クリック数などがわかります。

連携の設定方法は簡単です。まず、サーチコンソールに登録後、Googleアナリティクスで「Search Consoleのデータ共有を設定」からウェブサイトを追加します。その後、サーチコンソールの設定画面で「Googleアナリティクスでサーチコンソールのデータを使用する」ページにて連携したいサイトを選択し、保存して完了です。

〇キーワードプランナーでの調べ方

  1. (1)Google広告にログイン後、「運用ツール」→「キーワードプランナー」の順にクリック
  2. (2)「検索ボリュームと傾向を取得」に、調べたい検索クエリを入力する

キーワードプランナーは、キーワード候補や予想検索数を取得できるツールです。

Googleアナリティクス及びサーチコンソールでは、自社サイトの情報に限られますが、キーワードプランナーではすべてのユーザーの検索クエリがわかります。 キーワードごとに検索ボリュームもわかるため、キーワード選定や競合分析の際に役立つツールです。

4.【シーン別】​検索クエリの活用方法

検索クエリはSEOだけでなく、リスティング広告でも活用することができます。ユーザーの意図が反映されている検索クエリを無視した場合、集客が悪く非効率的なコンテンツやリスティング広告となりかねません。効果的に運営するために、検索クエリの活用方法を把握しておきましょう。

以下では、SEOとリスティング広告における、検索クエリの活用方法を解説します。

4-1.SEO

検索クエリは、ユーザーニーズを把握する際に役立ちます。把握した検索クエリに基づきコンテンツ製作を行い、ユーザーにとって価値のあるページを提供することで、検索結果の上位に表示されやすくなります。

検索時に入力フォームに検索候補として表示されるサジェストや、関連キーワードをうまく使用することも重要です。サジェストや関連キーワードには、世の中のユーザーが実際に検索している語句が反映されています。タイトルや見出しにサジェストや関連キーワードを使用することで、SEO効果を上げることが可能です。

4-2.リスティング広告

リスティング広告の改善にも検索クエリは有効です。主な活用方法は、下記の2点です。

  • キーワードの修正、追加
  • 除外キーワードの設定

検索クエリと設定したキーワードが異なる際は、キーワードの修正・追加を行うことで、効率的に広告を表示させることができます。

キーワードは部分一致よりも完全一致を目指すことで、よりニーズのあるユーザーへ広告を配信することが可能です。設定したキーワードと検索クエリが異なる場合は、検索クエリに合わせましょう。同様に、検索クエリで新たなキーワードが見つかった場合は、キーワードの追加登録を行います。

なお、広告にふさわしくない検索クエリによる訪問者がいた場合、除外・対象外キーワードの設定を行いましょう。検索クエリを活用することで、クリック単価を抑えて費用対効果を高めることができます。

まとめ

検索クエリとは、ユーザーが検索する際に入力する語句やフレーズのことです。検索クエリはユーザーが使用した語句であることに対し、キーワードはサイト運営者側が設定した語句を指します。

検索クエリは、インフォメーショナルクエリ・ナビゲーショナルクエリ・トランザクショナルクエリの3種類に分類されます。

Googleアナリティクス・キーワードプランナーを活用し、適切な検索クエリを把握することで上位化を目指すことが可能です。

また、検索クエリはSEOやリスティング広告にも活用できます。ユーザーニーズを正確に把握し、良質なコンテンツの作成及び適切な広告表示を行うことで、集客効果を高めましょう。

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