Google広告とは?広告の種類・仕組み・出稿までの流れを解説!

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Google広告とは?広告の種類・仕組み・出稿までの流れを解説!

Web上に表示される広告が気になり、オンラインマーケティングに取り組みたいと考える方も多いではないでしょうか。Web上に表示できる広告の代表的な仕組みとして、Google広告が挙げられます。

Google広告にはさまざまな種類があるため、リーチしたいターゲットに合わせて適切な広告を選ぶことが大切です。

そこで今回は、Google広告の基礎知識や主な3つの種類、Google広告を出稿するまでの手順について解説します。Google広告を活用してオンライン集客を成功させたいWeb担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

1.Google広告(旧:Google AdWords)とは?

Google広告とは、Googleの検索エンジンや提携するネットワーク上に広告を掲載できるサービスです。2018年7月までは、「Google AdWords(グーグルアドワーズ)」という名称で知られていました。

Google広告のアカウントは無料で作成でき、広告がクリックされたり表示されたりした時点で広告費が発生します。

Google広告を使用すれば、自社の運営するWebサイトや販売するアプリなどを宣伝し、アクセスを集めることが可能です。ユーザーが検索するキーワードや、興味・関心に基づいて広告を表示するターゲットが決められます。

1-1.Google広告の課金方式

Google広告の課金方式は、CPC課金型とCPM課金型の2種類が基本です。

CPCとは「Cost Per Click」の頭文字をとった言葉で、1クリックごとに広告費が発生することを表します。出稿したGoogle広告がユーザーによってクリックされると、キーワードや配信先に応じた広告費が発生する仕組みです。

1クリックあたりの広告費は、競合の広告主が多いほど高くなります。多くの集客が見込めるキーワードや広告配信先の場合、1クリックあたり数百円近いコストがかかることも一般的です。競合の広告主の少ないキーワードでは、1クリックあたり数円~数十円で広告を出せる場合があります。

CPC課金型のメリットは、クリックされない限り広告費がかからないため、限られた予算を有効に活用できることです。一方、競合性の高いキーワードではクリック単価が高騰しやすいことが、デメリットとして挙げられます。

一方、CPMとは「Cost Per Mille」の頭文字をとった言葉で、広告が1,000回表示されるたびに広告費が発生する仕組みです。CPM課金型でGoogle広告を出稿した場合、広告がクリックされるか否かは広告コストに影響しません。

CPM課金型は、主に広告を多くのユーザーに見てもらいたい場合に適した課金方式です。広告がクリックされても広告費が発生しないことがCPM課金型のメリットとなっています。一方で、広告がまったくクリックされずリンク先にアクセスが集まらなかった場合も、変わらず広告費が発生してしまうことがデメリットです。

また、CPC課金型とCPM課金型以外にも、動画広告であれば「CPV(Cost per View)課金」など、広告の種類によりさまざまな課金方式が存在します。

2.Google広告の主な3つの種類|種類ごとの仕組み・特徴

Google広告には大きく分けて3つの種類があります。

種類によって広告が表示される場所やターゲティングできるユーザーの種類などが異なるため、各広告の特徴を正しく理解することが重要です。

ここからは、Google広告に含まれる3種類の広告について、概要や仕組み、課金方式などを解説します。

2-1.リスティング広告

リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれる、Google検索の結果画面に表示される広告です。ユーザーが何らかのキーワードを検索した際に、関連性の高い広告が表示されます。

リスティング広告を出稿する場合、広告主は広告を表示したいキーワードを選ぶことが可能です。1語だけでなく、2語や3語を組み合わせた検索キーワードにも広告が出稿できます。

リスティング広告で表示できる広告はテキストのみで、画像や動画を使用することはできません。見出しと説明文からなる、文字情報のみの広告が出稿できます。

リスティング広告のメリットは、情報を探しているユーザーに対して広告を表示できるため、ニーズの高いアクセスを集められることです。たとえば、商品やサービスを探しているユーザーに対してリスティング広告を表示すれば、自社の商品を購入してもらえる可能性が高まります。

リスティング広告の課金方式は、CPC課金型が基本です。リスティング広告のキャンペーンでは、CPM課金型は使用されません。

2-2.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は「バナー広告」とも呼ばれる、Google広告の掲載枠を備えているWebサイトやブログなどに表示される広告です。ユーザーがネット上で情報を閲覧している際に、ユーザー属性や配信先のページ内容に関連する広告が表示されます。

ディスプレイ広告を出稿する場合、広告主はユーザーの属性や配信先のURL、配信先コンテンツのテーマなどを選ぶことが可能です。宣伝する商品や狙うターゲットに合わせた広告が出稿できます。

ディスプレイ広告では静止画を使用したバナー形式の広告が主流です。ただし、設定によって動画形式やテキスト形式のディスプレイ広告も出稿できます。

ディスプレイ広告のメリットは、リスティング広告と比較して幅広いユーザーに広告を表示できることです。キーワードの検索回数によらず、数多くのユーザーに広告が表示できます。

ディスプレイ広告の課金方式は、CPC課金型またはCPM課金型のいずれかから選択可能です。

2-3.動画広告

動画広告は「YouTube広告」や「TrueView」とも呼ばれる、動画共有サイトのYouTube上に表示される広告です。ユーザーが視聴している動画内や、関連動画欄に広告が表示されます。

動画広告を出稿する場合、広告主は配信先の動画を選ぶことが可能です。ターゲットユーザーの視聴する動画に対して動画広告が表示できます。

動画広告の主な種類は、途中でスキップが可能な「TrueViewインストリーム広告」や、サムネイルがクリックされたときに再生が始まる「TrueViewディスカバリー広告」などです。途中でスキップできない動画広告は「バンパー広告」と呼ばれます。

動画広告のメリットは、動画を使って視覚的に自社の宣伝やブランディングができることです。テキスト広告やバナー広告よりも多くの情報量が伝わります。

動画広告は、広告のフォーマットに基づいて課金方式が異なるものの、CPC課金型や、視聴時間に対して課金されるCPV課金型が基本です。途中でスキップすることのできないバンパー広告のみ、CPM課金型となっています。

3.Google広告の出稿までの流れ

Google広告でアカウントを作成し、広告を運用するまでの流れは次の通りです。

〇アカウント作成と支払い情報の設定

Google広告を開始するために、まずはGoogleアカウントを作成しましょう。すでにGoogleのサービスを利用している場合は、既存のアカウントを利用してGoogle広告を出稿することも可能です。

アカウントを解説し、Google広告の管理画面にアクセスしたら、支払い情報を設定します。広告費の支払いに使用するクレジットカード情報を登録してください。

〇キャンペーンの作成と設定

キャンペーンとは、Google広告を管理するための仕組みです。新しいキャンペーンを作成し、広告を出稿する目的や、広告のタイプを設定しましょう。

リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告などの種類は、キャンペーンによって設定できます。また、1日の上限予算やターゲット地域、配信スケジュールなどもキャンペーンから設定しましょう。

〇広告グループの作成と設定

広告グループはキャンペーンの中に作成される、ターゲットや広告文を管理するための仕組みです。

広告グループを作成したら、リスティング広告を表示する対象となるキーワードや、ディスプレイ広告を表示したい配信先URLなどを指定しましょう。キーワードや配信先URLごとの入札単価も、広告グループから設定できます。

〇広告文や画像・動画の設定

広告グループが作成できたら、広告文のテキストやバナー広告に使用する画像、動画などを設定しましょう。

広告文は、見出しや説明文の文字数や、使用できる文字種類に制限があります。画像や動画にもフォーマットやサイズが決められているため、規約に沿った広告クリエイティブを作成してください。

〇出稿開始後の広告運用

設定作業が完了すれば、広告の表示が開始されます。広告掲載開始後は広告のクリック数や表示回数、コストなどのデータを分析して、日々広告のパフォーマンスを改善しましょう。

まとめ

Google広告を利用すれば、Googleの検索結果画面をはじめ、広告枠のあるWebサイトやブログ、YouTubeなどに広告を出すことが可能です。

Google広告にはリスティング広告やディスプレイ広告、動画広告などの種類があり、広告の表示先やターゲティングの方法が異なります。広告の種類によって出稿方法や広告テキスト、バナー画像の作り方が異なるため、目的に合った正しい広告選びが大切です。

自社の商品やサービスをWeb上で効果的に宣伝したい方は、Google広告を使用してみてはいかがでしょうか。

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