ランディングページ(LP)とは?目的・メリット・必要性を解説!

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ランディングページ(LP)とは?狭義の意味やメリットを解説

Webマーケティングに取り組む中で、ランディングページという用語の正しい意味や特徴を知りたいと感じた方も多いではないでしょうか。ランディングページは訪問者に対して強い訴求力を持つというメリットがありますが、当然デメリットもあるため、ポイントを押さえて活用することが大切です。

そこで今回は、ランディングページの概要やメリット・デメリット、さらにデメリットを補うための対処法について解説します。企業のWebマーケティングや広報・販促を担当する方はぜひ参考にしてください。

1.ランディングページ(LP)とは?

ランディングページの意味には、広義と狭義の2種類があります。Webマーケティングの取り組みに際してランディングページの用語が使われる場合、狭義の意味を指すことが一般的です。

まずは、ランディングページの広義・狭義それぞれの意味について解説します。

1-1.広義のLP:ユーザーが最初にアクセスするページ

広義のランディングページとは、Webサイトに訪問したユーザーが最初にアクセスするページのことです。ランディングは「着地」を意味し、最初にアクセスされたページがランディングページと呼ばれます。

たとえば、あるキーワードで検索したユーザーが、検索結果画面から特定のWebサイトにアクセスした場合は、検索結果画面に表示されていたリンク先がランディングページです。ランディングページはWebサイトのトップページとは限らず、商品詳細ページや会社概要ページの可能性もあります。

主な流入元として、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセスである自然検索、検索エンジンの上部やサイドに表示されるリスティング広告、TwitterやInstagramなどのSNSからの流入があります。

アクセス解析ツールの管理画面に表示される「ランディングページ」の語句は、広義の意味を指すことが一般的です。

1-2.狭義のLP:ユーザーのアクション誘導を目的とするページ

狭義のランディングページは、商品購入や資料請求など、ユーザーのアクション誘導を目的とするページを意味します。

狭義のランディングページは広義の場合と異なり、必ずしも最初にアクセスされたページとは限りません。ユーザーがトップページから貼られたリンクを経由して商品購入ページにたどり着いた場合も、アクション誘導を目的とするページは狭義のランディングページです。

狭義のランディングページは、Web広告のリンク先として指定されるケースが多くなっています。また、SNSなどでセミナーやイベントの告知をする際に、狭義のランディングページへアクセスを促すことも一般的です。

2.【狭義】ランディングページの特徴

狭義のランディングページには、次のような特徴を持っています。

〇縦長の1ページ構成になっている

狭義のランディングページは、縦長の1ページ構成が主流です。狭義のランディングページは一般的なWebサイトのような左右のメニューを持たず、下にスクロールして閲覧する縦長ページとなっています。

〇コンバージョン以外のリンクがない

狭義のランディングページの多くでは、コンバージョン以外のリンクが設置されていません。コンバージョンとは、資料請求や問い合わせ、商品注文などの成果を意味するマーケティング用語です。狭義のランディングページにおいて、コンバージョンに促すためのボタンはページの冒頭や中間、最後などに設置されています。

〇インパクトのあるデザインにできる

狭義のランディングページは、パソコンやスマートフォンなどの画面に幅広く表示されるため、インパクトのあるデザインにできることが特徴です。キャッチコピーや見出しに、画像やデザインされたフォントを使用できます。

そのため、一般的なWebサイトのテキストよりも大きくて目立つ文字を表示させることが可能です。さらに、ユーザーのスクロールにあわせて見出しを動かしたり、ボタンや画像を変形させたりすることもできます。

2-1.ホームページとランディングページの違い

ホームページは自社や商品に関する情報の提供が主な目的なのに対し、ランディングページは商品の購入やお問合せなどの行動を起こさせることが目的です。

また、ページ数でみると、ホームページは複数ページで関連する情報を提供しますが、ランディングページは1ページに必要な情報を詰め込みます。

運営目的が集客や認知の場合はホームページ、お問い合わせや購入の場合はランディングページなど目的に合わせて使い分けましょう。

3.ランディングページを活用するメリット

Webマーケティングにおいて役立つ効果が得られることが、ランディングページを活用するメリットです。一般的な構成のWebサイトよりも、ランディングページを活用した方がコンバージョン率が高まる場合があります。

ここからは、ランディングページを活用する具体的なメリットを、2つ解説します。

3-1.多くのユーザーに必要な情報を伝えられる

ランディングページは読み進めるためにリンクのクリックを必要とせず、スクロールするだけで最後まで読むことが可能です。そのため、ページ訪問者が途中で外部サイトへアクセスするリスクが少なく、離脱率も低い傾向となっています。

また、ランディングページは1ページに情報を集約しているため、コンバージョンを促進するために伝えるべき内容を十分に伝えることが可能です。商品やサービスに関する詳細情報のほか、利用者の感想やレビュー、よくある質問などのコンテンツもランディングページに掲載できます。

十分な情報量でユーザーの不安要素や疑問を解消し、コンバージョンを促せることがランディングページを活用するメリットです。

3-2.理想的な構成とデザインで強く訴求できる

ランディングページを閲覧する際の操作は、ページの上から下まで1方向のスクロールだけです。そのため、ユーザーにコンバージョンを促すために理想的な順番で情報を伝えられます。

また、Webデザインの自由度が高いため、強調すべき訴求ポイントを適度に目立たせたり、イメージ画像を使って商品やサービスを魅力的に見せたりすることが可能です。

デザイン性の優れたランディングページを作成して情報を伝えれば、訴求力がさらに強まり、コンバージョンにつながる可能性も高くなります。

4.ランディングページのデメリットと対処法

ランディングページのデメリットは、ユーザーが途中で興味を失った場合に直帰されやすいことと、SEOの効果が低いことです。ただし、これらのデメリットはツールを使用したり、ほかのページと連携したりすればカバーできます。

ランディングページのデメリットを補う具体的な対処法は、次の通りです。

4-1.直帰率が高い:ヒートマップでLPOを実施する

ヒートマップと呼ばれるLPOツールを使えば、ランディングページの直帰率を改善し、コンバージョンを増やせます。LPOとは、「ランディングページの最適化」を意味する用語で、ヒートマップはLPOツールの一種です。

ランディングページをヒートマップで解析すると、ユーザーが離脱した箇所がわかります。また、ヒートマップの機能を使えば、ユーザーによってクリックされた箇所や回数、長時間閲覧されていた箇所などのデータも調べることが可能です。

ランディングページで特に離脱者の多い箇所は、文章がわかりにくかったり、デザインが適切でなかったりする可能性があります。そのため、ヒートマップを参考にLPOを行えば、ランディングページの直帰率を改善できるでしょう。

4-2.SEO面は弱い:通常ページとLPを連携させる

ランディングページは内部リンクの少なさや含まれるキーワードの特徴から、検索結果の上位に表示されにくくなっています。SEO面の弱さをカバーするため、通常ページのSEO対策を強化し、自然検索から流入したユーザーをランディングページへ誘導する施策が重要です。

ただし、通常ページやランディングページがスマートフォンから閲覧しにくければ、アクセス数が増えてもコンバージョン獲得の期待はできません。そのため、通常ページとランディングページを連携させる際は、スマートフォンへの対応を忘れずに行いましょう。

5.ランディングページの作り方

ランディングページはユーザーに行動を起こさせるために作成するものです。そのため、対象となるユーザーにどのような行動を起こしてもらうかを考えてからページを作成することが重要となります。

そこで、どのような手順でランディングページを作成するのかを解説します。

5-1.目的を決める

まず初めに、ランディングページを作成する目的を明確にしましょう。主な目的として以下のようなものがあります。

  • 商品の注文やお問合せ
  • 見学会などイベントの予約
  • 会員登録や無料体験への申し込み
  • 求人への申し込み

ユーザーにどういった行動を起こさせたいのかが分かるように、最初に目的を明確にしましょう。

5-2.ペルソナを決める

ペルソナとは、商品やサービスが対象とするユーザーを、具体的にするための仮想の人物像です。特定の個人を想定して、どういった悩みを持っているのか?どのような場面でランディングページに訪問するのかを考える必要があります。

ペルソナを決めることで、ランディングページで訴求すべき切り口やテーマ、内容が明確になりブレを生じないようにすることができます

5-3.構成を決める

作成したペルソナ像をもとに、ランディングページの構成を決めます。成果に大きく影響するためどのような順番でどう訴求するかは重要です。

ユーザーが行動を起こすためには、納得や共感が必要です。納得や共感なしで、いきなり商品を売り込んでも成果にはつながりにくくなってしまいます

一例として、ユーザーが抱える悩みを明確にしてから、サービスによって解決できる理由を解説し、最後にサービスを勧めるなどの構成があります。

5-4.デザインを作成する

ランディングページの構成が決まったら、写真やフォント、色使いなどのデザインを作成しましょう。デザインはユーザーに与える印象を大きく左右します

20代女性をターゲットにする場合は装飾のあるおしゃれなデザインにしたり、高齢の方をターゲットにしている場合は文字を大きくして読みやすくするなど、ペルソナに合わせた魅力的なデザインを意識しましょう

5-5.コーディングを行う

コーディングとは、HTMLやCSSなどを用いて、作成したデザインをWebページに表示させるために記述していく作業のことです。

ランディングページは、成果を最大化するためにA/Bテストを行うことがあります。いつでも修正できるように、コードがどこを指しているのかエディタ上でメモをしたりして残しておきましょう

まとめ

ランディングページとは、広義ではユーザーが最初にアクセスするページ、狭義ではユーザーに行動を促すためのページを表す言葉です。

狭義のランディングページは縦長の1ページで、コンバージョン以外にリンクがないインパクトのあるデザインとなっています。ランディングページは、多くのユーザーに必要な情報を効率的に伝えられる反面、直帰率が高くSEOに弱い点が特徴です。

マーケティングや広報・販促を担当する方は、ランディングページの特徴を把握したうえで、集客施策に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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